franky202's diary

徒然なことを徒然に書くブログ

仮面ライダーの変身エフェクト

仮面ライダーの変身エフェクトは昭和と平成ではかなり違う。その前に前回のバイクの補足。

平成仮面ライダーはマシンがはっきりしないと書いたがあとで調べると殆どがホンダのバイクの改造車であることが判明した。

(一台だけヤマハもあるが)

 

昭和仮面ライダーが徹底してスズキだったのに対して平成仮面ライダーはホンダになってる。

スーフォアの改造車もあり、ドライブのトライドロンもホンダの車である。

 

テレビ局が毎日放送からテレ朝に変わったのでバイクもスズキからホンダに変えたのか⁉︎

区別化するために。

 

まず、1号を語らないと始まらない。

初期はバイクに跨り風を受けて体がライダーになった後に仮面が被り変身となっていた。

 

しかし本郷猛役の藤岡弘、の左足大腿部複雑骨折により、変更設定を余儀なくされたために、2号が現れた。

 

しかし2号こと一文字隼人役の佐々木剛は二輪の免許を持たなかったので大野剣友会の殺陣師の高橋一俊が変身ポーズを考案し、以降仮面ライダーは変身ポーズを取ると言う形になった。

 

これは今でも続いているのはご承知の通りである。

 

昭和ライダーはまず敵の戦闘員を蹴散らし、怪人に変身せずに力を試した後に敵わないなと判断した時に変身をするパターンが殆どであった。

 

V3の風見志郎こと宮内洋はわざとやられそうになるまで極力生身で戦いピンチになった時に『変身!ブイスリャー‼︎』と変身していたが。

 

まあ、V3までの変身エフェクトは予算を誤魔化したのか技術がまだ追いついてなかったのか、フラッシュする絵の画面で誤魔化していた。

(のちに1号だけが現代版エフェクトになった)

 

仮面ライダーXあたりからリアルな変身エフェクトになった気がする。

Xの初期変身は主題歌のとおりの『セタップ!』

 

神敬介(速水亮)が変身ポーズを取った後に腕をX交差して『セタップ!』と叫び体だけライダーになり、左腰にあるレッドアイザーを顔に装着する。この時、敬介の脳天に針が突き刺さったような激痛が走ると書いてあるがあまり痛そうにはしていない。左手でパーフェクター装着で変身完了して飛び上がる。

 

途中クモナポレオンに敵わなくなった時に風見志郎が現れ敬介にマーキュリー回路を装着し、変身も『大変身!』に変わり、レッドアイザー装着やパーフェクター装着の煩わしさはなくなる。

 

しかし最近の映画の『昭和vs平成』では、再びXはセタップに変身が変わっている。

久々に神敬介を演じた速水亮さんがシブいんだなこれが。

 

普段は小さな医者を海沿いに開業していると言う設定である。

あれ⁉︎いつの間に医学免許取ったの⁉︎戦いの後に十年ブランクがあったのでその辺りで大学に入り直して医者になったの⁉︎

 

映画の劇中ではXキックを怪人だけでなく後輩ライダーの仮面ライダー555に容赦なくかましていたな。

そして、乾巧(半田健人)に「海を見たくなったらいつでも来い」と言っていたな。

 

アマゾンは異色なだけに『アーマーゾーン‼︎』と叫びポーズ取るだけで声がエコーし、(なぜか子門真人の声になってる)「キキーッ!」と叫び変身完了。何故か後のシリーズではギギの腕輪がなくても変身出来ている。

主演俳優が早々廃業したためにその補填として最近『仮面ライダーアマゾンズ』をやっているのか⁉︎

 

一期最後のストロンガーは城茂(荒木しげる)の

『変身!ストロンガー‼︎』で変身するが、初期の手のエフェクトはそんなに派手ではなかったがのちにかなりリアルな機械化した手に変化して摩擦して変身している。

主演俳優が唯一故人なのがストロンガーだな。

 

四年置いてからスカイライダーが始まったが、筑波洋(村上弘明)が変身するポーズはなぜかスローが使われていて、初期と後期では若干違う感じに変化している。

 

スーパー1は宇宙開発用改造人間として沖一也(高杉俊介)が選ばれ、ヘンリー博士(大月ウルフ)

のもとで改造される。最初は研究所の許可が出ないと変身出来ないと言う『スペクトルマン』(1971年、Pプロ、フジテレビ)のネヴュラ71の許可を得ないと変身出来ないと言うような形だった。

 

しかし、ヘンリー博士がドグマの服従を拒んだために殺害され、研究所も破壊され、変身システムも破壊され、沖一也は這々の体で逃げるのが精一杯だった。

 

変身システムを破壊されたために変身の仕方が分からず、悩んだ挙句赤心少林拳の修行でコツを体得し、あの独特の変身ポーズに行き着いた。

 

1984年正月企画として一回だけの放送のZXは

村雨良(菅田俊)が腕のX交差からスローで斜めにし、右手を斜めに出して変身完了し、空中で、『ZX〜‼︎』と叫んだ後地上に下りて『ZX‼︎』と名乗り腕をX交差させる。

 

最近の映画では、暗闇大使に化けていた後に自らの正体村雨良と名乗りZX変身をするが、やや猫背だったのが惜しまれる。

 

グッと近代的になるのはやはり『仮面ライダーBLACK

ゴルゴムに改造されて逃げてきた南光太郎(倉田てつを)が『変身‼︎』とまずはやや斜め気味に構え、腕をギリギリにした後に左手を回して右に払うとベルトが出て来てその後光太郎の顔からバッタ男になり、リプラスフォームで仮面が被り身体から蒸気を出して飛び上がる。

 

ディケイドのBLACKの世界ではその画面がまんま引用されていた。

しかし、昨年の『仮面ライダー3号』では南光太郎が変身ポーズをとった後に身体が変色して蒸気がブワッと出るリアルでわかりやすい感じに変えられていた。

 

RXは一度はクライシス帝国のジャーク将軍により変身機能を破壊され異空間を彷徨っていた南光太郎が太陽の光を浴びてキングストーンがそれに呼応し、進化して甦った。

 

ディケイドでの客演では変身ポーズとった後に当時の画面がまんま引用されていた。

 

しかし、映画の仮面ライダー3号では一度は倒された南光太郎が白い服を着て現れ、「陽の光がある限り俺は甦る‼︎」と叫び変身ポーズをとった後に光太郎の目から光が発せられてサンライザーが現れ身体が変色して変身が完了と言う風に変えられていた。やはり今風にやるとリアルだ。

「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACKRX‼︎」

と名乗ってくれたし。リボルケインは光っていたし。

 

賛否両論あるのが『真・仮面ライダー序章』

で、秘密機関に改造された風祭真(石川真)が変身するときは凄い顔になり、考える人みたいなポーズになり、気持ち悪いバッタ男として現れる。

ヒーローと言うより怪物だ。意識は残されてはいるらしいが。

ZOは望月博士(ささきいさお)の助手の麻生勝(土門廣)がシンプルな変身ポーズで変身し、望月博士の息子を守るために戦う。

 

Jは一度は敵に重傷を負わされた瀬川耕司(望月祐多)が変身ポーズを取って変身し、更には後に巨大化までする。ウルトラマンか⁉︎

 

平成仮面ライダーに入る、平成仮面ライダー1号クウガは、五代雄介(オダギリジョー)が、『変身‼︎』で白クウガに変身後、後に『超変身‼︎』で赤クウガに変身する。二段変身だ。

サンダーマスクか⁉︎

 

アギトは津上翔一(賀集利樹)が『変身‼︎』と割合シンプルな変身をする。

警察仮面ライダー元祖のG3は装着変身だったし強さもライダーマン並みだし。

ギルスは割とアマゾンとかに近く、本能で変身する感じだ。

 

龍騎は『変身‼︎』の後カードを装着していた。

ライダーバトルだったので他のライダーはどうだったかはうろ覚えだが。

 

555は乾巧(半田健人)が『変身‼︎』の前にガラケー装着だったし。(今じゃスマホじゃないと時代遅れですって)

 

仮面ライダー剣は剣崎一馬(椿隆之)が『変身‼︎』の後スペードカード装着だった。

 

異色仮面ライダー二作目仮面ライダー響鬼は、

ヒビキ(細川茂樹)が道具を出してチリーンチリーンの後に『バン‼︎』だった。

まあ、響鬼は魔化網に対して音で勝負つけるライダーだったし。響鬼は太鼓、斬鬼はエレキだったしなあ。エレキで決めるって『スイートプリキュア♪』のキュアビート(豊口めぐみ)かよ。

 

仮面ライダーカブト天道総司(水嶋ヒロ)は、おばあちゃんが言ってたが口癖のライダーだったし、この頃から昭和の仮面ライダーも振り返るような描写がある。

 

変身は、『変身‼︎』の後にベルトにカブトムシのアイテムを装着後『キャストオフ‼︎』で無駄な部分が外れチェンジビートルで変身が完了する。

 

仮面ライダー電王野上良太郎(佐藤健)が変身の後にイマジンの力をかりてモモタロスの場合は『オレ!参上‼︎』である。イマジンは複数存在し、互いに仲が悪く戦う態勢によりイマジンを選ぶ形になっていた。

 

仮面ライダーキバ、紅渡(瀬戸康史)が『キバット!』とキバットを呼び手を噛ませた後に『変身‼︎』となる。

 

仮面ライダーディケイド、門矢司(井上正大)が

腰のカードをベルトに装着して『変身‼︎』カメンライドが完了する。様々な歴代ライダーの力をカードコンプリートで使える。

丈短いのに、RXやBLACKやアマゾン、果ては関係ないのにシンケンジャーと共闘していたなあ。

 

仮面ライダーW、左翔太郎(桐山漣)とフィリップ(菅田将暉)がベルトにガイアメモリを刺して

『サイクロン!ジョーカー‼︎』で変身する。

戦うのは翔太郎でフィリップはぐったり。

 

決め台詞は「さあ、お前の罪を数えろ!」

途中V3を意識した刑事仮面ライダーのアクセルが登場したが、まんまバイクのアクセル変身だったしなあ。

 

仮面ライダーOOO、放浪の身でフリーターの火野映司(渡部秀)が、逃げ場がないと思った時にアンク(三浦涼介)から「これを使え!」でベルトにコアメダルを嵌めてスキャナーし、『タトバ!タトバ!タトバ‼︎』で変身した。後にメダルが増えたので様々なフォームチェンジが可能になるが、OOOの変身システムは映司の体にはかなり負担を掛けてしまうシステムだったようだ。

 

例えるならボクシングのパンチドランカーみたいな感じである。

 

途中現れた仮面ライダーバースは伊達広(岩永洋昭)が賞金稼ぎの目的でやっていた。戦う医者で頭に入った銃弾を摘出するために。鈍感な映司よりも大人で、女心も分かる好漢だったな。

 

真木博士に一時期寝返りはするがあれは敵を探るためだし。

後を受けた後藤慎太郎(君嶋麻耶)は真面目な性格だったし、最終回では伊達広も加わりWバースの共演が見られるし。

 

仮面ライダーフォーゼ仮面ライダー40周年記念で作られたこの作品は主人公の如月元太朗(福士蒼汰)以外は全て昭和ライダーの名前のアナグラムが登場人物に使われた。

 

変身はベルトのスイッチを押して『変身‼︎』の後に『宇宙キターーー‼︎』と叫ぶ。

毎回毎回歌星謙吾が作るスイッチがフォーゼのキーだったと思う。

 

弦太朗自体「天の川学園の生徒全員と仲良くなる」と言うバカだし。

生身の女の子に変身しているのに投げ飛ばされるトホホだし。

 

途中転校生の朔田流星がメテオとして現れるが

まんまノリがブルース・リーだし。

 

本当の悪は学園の理事長の我望(鶴見辰吾)だったし。

 

仮面ライダーウィザード、サッカー選手崩れの操魔晴人(白石隼也)は指輪の属性で変身能力が変わる『シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎』だったし。その指輪を人間が作るのが意外だった。

 

ライバル的キャラのビーストこと仁藤攻也(永瀬匡)はまんま昭和ライダーのノリで変身するライダーだったし。

 

仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰(佐野岳)は様々なアイテムにより変身フォームがバナナとかメロンとかマンゴーになったりと個性的なんだが、他のキャラも全部個性的で、ついに禁断のオネエライダーのブラーボドリアンの鳳蓮・ピエール・アルフォンゾ(吉田メタル)が出演し、日本人には馴染みのない、「さあ、始めますわよ、破壊のパジェンドを‼︎」と言うのが印象に残った。

鳳蓮さんの本業はパティシエなのだが。

 

仮面ライダードライブ、自分の躊躇で同僚の早瀬を再起不能にしてしまった刑事、泊進之介(竹内涼真)は、特状課に島流しにされ、占いばかりやってる本願寺課長(片岡鶴太郎)や発明おたくやまんまおたくなどに囲まれてやる気なし男だった。

 

そんな進之介に奮起するように尻を叩いていたのが詩島霧子(内田理央)だった。

そんなある日にロイミュードなる怪物が出たと情報が入る。

 

なす術なしかと思った時にベルトさん(クリム・スタインベルト)が現れ、進之介に変身を促し、進之介は仮面ライダードライブに変身する。

 

タイヤコーカンがキーになっていてそれにより属性が変化する。

 

敵のロイミュードは当初はハート、ブレン、チェイサーで主に先頭に立つのはチェイサーだった。しかしチェイサーの正体はかって霧子を助けたプロトドライブだった。

 

途中で霧子の弟の詩島剛(稲葉友)がマッハとして参戦し、ドライブと共闘するが…。

 

仮面ライダーゴースト、18歳の誕生日に眼魔により命を喪った天空寺タケルは仙人(竹中直人)の言うようにゴーストベルトに眼魂をセットし変身を促される。

 

そして目標の日までに眼魂を集めなければ二度と甦れないと言う時間制限と戦うことになる。

 

最初はいがみ合っていたかっての兄貴分の深海マコト(山本涼介)とも和解し、様々な事がありながら眼魔との闘いに挑む。

 

次回作は仮面ライダーエグゼイドだが、レベルが低い一の時は二頭身キャラのエグゼイドが、レベルアップで頭身がかわるというゲームの要素を入れてきた。

 

敵はゲームウイルス、まあ、現実にパソコン使ってもコンピュータウイルスに悩まされることがあるがあれと同じだ。

 

一種のサイバーテロにどう立ち向かうかがキーになっているのだろう。

主人公はやはり学生⁉︎大人にさせる訳には行かないからなあ。

 

しかし世の中『ポケモンGO!』で遊ぶ大人も多いしなあ。

 

 

 

 

 

仮面ライダーのバイク

仮面ライダーバイクは一部を除き殆どがスズキ製バイクを改造したものである。

(昭和ライダーに関しては)

 

まず、記念すべき第1作目の『仮面ライダー

無論1号や2号のバイクはサイクロンである。

しかし、サイクロンと言えど旧型と新型がある。

 

まず旧1号が使用した旧サイクロン

白に赤のラインが入り、バイクの正面には皮肉にもショッカーのマークが描かれている。

旧2号も同じである。

 

主演俳優本郷猛こと藤岡弘、(松山聖陵高校甲子園出場おめでとうございます。)

の復帰と共にスーツが新調され、サイクロンも型が変わった。

 

2号はゲスト出演だったが、スーツが新調され、1号と区別化するために手袋やブーツが赤に変更されるに従いサイクロンも新調された。

 

今年の映画の『仮面ライダー1号』は旧サイクロンに近いデザインの新型サイクロンに乗ってはいたが。スーツも旧1号をモチーフにしたものに回帰していた。

 

仮面ライダーV3』唯一仮面ライダーが改造手術した仮面ライダーである。

バイクは、主題歌にあるように青いマシンのハリケーン。

 

かなりの高性能らしいが劇中ではイマイチわからなかった。飛行能力はあったらしい。

 

ライダーマンバイクは普通のバイクっぽい。

まあ、変身自体ヘルメット被ってスーツ着てるだけのお手軽だからなあ。

 

仮面ライダーX』初めて人間の科学者による改造人間である。改造したのは主人公神敬介(速水亮)の父の神啓太郎(田崎潤)GOD機関の服従を拒否したために親子共々撃たれる。

バイクは水陸両用で何故かプロペラまで付いてるクルーザー。

 

翌年の沖縄海洋博を意識してのバイクである。

当初は50話近く放映する予定だったが、アニメブームなどに押され35話終了になった。

あのまま続いていれば女性仮面ライダー6号が出ることが企画されていたらしい。

 

原点回帰を狙った野望作『仮面ライダーアマゾン』は、野性味溢れるアマゾンにぴったりなワイルドなデザインのジャングラー。

 

銛が出てくるライダーのバイクってこれだけの気がする。無免許運転なのはまあ、大目に見よう。視聴率は当初は悪くはなかったが、例の腸捻転騒ぎのために放映キー局が混乱し、24話で終了は歴代最短である。

 

Xで実現しなかった女性仮面ライダーを出したのが、一期目最終作の『仮面ライダーストロンガーバイクはカブトロー。モチーフがカブトムシだけにあんまり捻りないな。タックルのバイクはテントロー(モチーフがてんとう虫)

見た感じ普通のバイクにタンク部分を黄色く塗っててんとう虫模様つけただけのお手軽だが。

 

まあ、タックルは最終回持たずして殉職したし仕方ないのかと。(歴代にもカウントされていない)

 

それから四年経った『スカイライダー』は、空を飛ぶ仮面ライダーだったがイマイチ能力を生かせず、技の戦士になったのは仕方ない。

バイクはスカイターボ、オフロードバイク370ccを改造したらしい。

 

二期目2作目の『仮面ライダースーパー1

はモチーフが雀蜂で、宇宙開発用改造人間という設定で、研究所からの指令で変身予定がドグマの服従を拒否したヘンリー博士が殺害され、研究所も爆破されたために自分で変身する術を持たなかったが、赤心少林拳の修行で変身のコツを掴みあのややこしい変身ポーズになった。

 

バイクはVマシン(Vジェット)だったが、ハーレーダビッドソンの改造車だったためにアクションに不向きで、まるでツーリングしてるみたいなので、もう一台のブルーバージョン(スズキハスラー250の改造車)だった。

 

しかしこれも車高が高くアクション向きとは言えなかった。ファイブハンドというカートリッジ式の腕をつけ変える要素もあったが、結局はキックで決めていたな。

 

正月企画で一回ポッキリの『仮面ライダーZX』

は姉をバダンに殺された村雨良(菅田俊)が、バダン改造人間にされ、幹部候補生として訓練を受けていた時に乗っていたヘリが落ちて人間の記憶を取り戻した良は自分が改造人間であることに愕然とし、バダンに復讐を誓う。

 

バイクはスズキハスラー250の改造車であるヘルダイバー。

技は少ないが忍者的要素を持っていた仮面ライダーだったな。

だから最近の映画でも暗闇大使に化けていた村雨良が正体を現したのちにZXに変身している。

しかしどう見てもヤクザの組長みたいなんだが。

 

それから三年後、新しい仮面ライダーとして企画された『仮面ライダーBLACK

秘密結社ゴルコムに拉致され、幼馴染の秋月信彦共々改造された南光太郎(倉田てつを)は辛うじて裸でゴルコムから抜け出し、追われるが振り切り、父同然の秋月総一郎を殺害された怒りに燃えた時に変身し、「仮面ライダーBLACK」と名乗り戦いを挑む。

 

バイクはバトルホッパー、このバイクは世紀王の言うことしか聞かない、つまりBLACK専用のバイクだが、もう一人の世紀王候補シャドームーンも乗ることが出来る。

 

もう一台はロードセクター、大門洋一博士が開発したマシン。

カッコイイんだが、真っ直ぐにしか走れない、とかピザ屋のバイクだとか言われる事もある。

 

バトルホッパーは最終決戦直後は一度はBLACKを破り殺害したシャドームーンが乗っていたが、最後にシャドームーンに反旗を翻して特攻し、ぶっ壊れる。

 

『仮面ライダーBLACKRX』

ゴルゴムとの戦いを終えて半年、ヘリのパイロットになっていた南光太郎が「平和って良いなって思っちゃってさ」と言った矢先に不可思議現象に見舞われヘリの操縦が不可能になり、湖に着水後何とかヘリを再起動させて戻る。

 

叔父の佐原俊吉(赤塚真人)にそれを言っても全く信じて貰えない。

しかし、カメラマンの白鳥令子が「撮った写真が真っ白よ‼︎」と聞いて「あの光る杭だ‼︎」と直感する。

 

そして佐原茂が友人と塾の帰りにどくろ怪人(怪魔妖族スカル魔)が自転車泥棒したり、光る杭を打ってバイクをコケさせてバイク泥棒して逃亡したことを聞き、光太郎は令子を乗せてバイクで現場に来る。(スズキΓ250)

 

すると光る杭の力でパトカーが空を舞っていた。

着地地点に行く光太郎。みんなはああっ‼︎と言うが光太郎が死ぬわけがない。

仮面ライダーBLACKなのだから。

 

とりあえず光太郎は令子に怪我人を救急車で呼ぶように言い自分は追跡するとバイクで追う。

 

何故か遊園地に来た光太郎はスカル魔を追いかけ戦うが三人対一人、しかも相手は鎌を持つのに苦戦し、やがて吹っ飛ばされた後にBLACKに変身しようとするが「妖魔!ビームハリケーン」のために変身出来ず、クライス要塞に吸い込まれる。

 

そこで待っていたのは新たなる敵クライシス帝国のジャーク将軍(cv加藤精三)とクライシス四大将軍、ボスガン(cv飯塚昭三)、マリバロン(高畑淳子)、ガテゾーン(cv高橋利道)、ゲドリアン(cv新井一典)

 

ジャーク将軍は「クライシス帝国に従うならお前の力を二倍にしてやろう、どうだ⁉︎我々と協力して人類を滅ぼさないか⁉︎」と言うが、そんな気は更々ない光太郎は断固拒否をしたために

ジャーク将軍は処刑をすることとする。

 

仮面ライダーBLACKの変身機能を破壊し異空間を彷徨い死に至らせると言う処刑を決行。

 

光太郎は変身機能を破壊され異空間を彷徨ったがその時に体内のキングストーンが太陽の光に呼応し、新たなる仮面ライダー、仮面ライダーBLACKRXとして復活した。

 

前作でシャドームーンに特攻してぶっ壊れたバトルホッパーは、光太郎の光を浴びて新たなるバイク、アクロバッターに転生した。

 

更にRXは三話で怪魔界にガイナギスカンにより飛ばされた時にワールド博士に出会い、フロッピーディスクを託される。

 

四話でそのディスク通りに車を作る、それがライドロンである。

最初はうんともすんとも言わなかったが、光太郎がクライシスがライドロンを破壊することに躍起になった際に一度死んでしまったときに、

クジラ怪人により匿われて蘇った聖なる海の洞窟にライドロンを運び入れた。

 

そのために偽物を作り、怪魔ロボガンガディンにわざと破壊させて勘違いさせた。

 

ライドロンは聖なる海の洞窟の力で自らの意思を持つ車となり、アクロバッター共々クライシス帝国と戦う力となる。

 

RXはのちに怪魔界に行った際に悲しみの力でロボライダーに、怒りの力でバイオライダーとなるが、アクロバッターもそれにより変わる。

 

ロボライダーの時はロボイザーになる。

(登場は一回だけ)

バイオライダーの時にはマックジャバーになる。(数回登場した)

 

平成仮面ライダーは固定した特別マシンがあまりないので特定しづらい。

フォーゼのマッシグラーも殆ど登場機会なしだし。

 

ドライブに関してはバイクではなく車に乗っていたし。

ゴーストはまだバイクに乗るだけ仮面ライダーだが。

 

次回作は『仮面ライダーエグゼイド』なんと、ゲームの要素を盛り込んだ仮面ライダーである。

RPGのようにレベルアップでフォームが変わる。

 

敵はゲームウイルス、あれ⁉︎なんか23年前の円谷プロの『電光超人グリッドマン』に似ているな⁉︎設定が。

 

あれもパソコンのウイルスであるカーンデジファーと戦うと言う設定だったし。

 

今度はアプリダウンロードゲームをみんなにさせるつもりですかあバンダイナムコさんとADKさん。

確かにそれをやればウハウハではあるが。

 

幽霊の次はゲーム、ネタ尽きませんね〜。

 

 

 

 

 

最近ヒトカラにハマりっぱなし

最近ヒトカラにハマりっぱなしである。団体で行くと場合にはよるがみんな大概カッコつけてビジュアル系やそんな曲が良いと思いアニソンやゲーソンやボカロ曲なんで歌えば大概引いてしまう。

 

しかし、ヒトカラならばアニソン、ゲーソン、ボカロ、特ソン、コミックソングつボイノリオの曲とか歌い放題である。

 

懐かしの曲も歌える。70年代ソングや80年代ソングなど、今から聴いたら古い部類の曲も歌える。

 

一人で行けば自由が利くし、手軽だ。フリータイムなら四、五時間、混雑して来たら三時間で上がるように店員に敢えて説明されインターホンで呼び出されるが、かなりの曲歌える。

 

普通の人は二時間歌えば飽きるとか言うが、俺は止めなきゃ四、五時間は歌える。

 

知っている曲や持ち歌が多彩だからだ。原則同じ曲は二回歌わない主義である。

キーがやたら高い曲や湘南乃風のようなおがる曲は歌わない。疲れるから。

 

沢山歌えばストレス発散とその世界に入れる。

但し、店によりそれは違う。

 

現金払いの他にプリペイドカードが使える店もある。

第一興商(DAM)直営のビッグエコーは現金払いの他にプリペイドカード払い(クレジット扱い)で払える。

 

BANBANは値段の安さが魅力、会員になるには身分証明書が必要である。

前回行ったときに持ってなかったから持っていく。DAMもJOYSAUNDもある。

 

他にはフードの美味さでは右に出るものがないシダックスもお勧めである。

行ったことはないが。

 

一番お勧めでないのがレインボー、一応DAMもJOYSAUNDも置いてあるがモバイルの対応が一番まずい。

 

あと、機器が壊れていてもロクにメンテしない

トイレのドアノブは修理しないとロクなものじゃない。

予約していてもいい部屋取れないとか色々酷い。

 

俺のお勧めの店はビッグエコー、さすが第一興商直営店だけにDAMしかないが、早く行けばいい部屋に当たる。DAMはマイナーソングはJOY程ないが、音源がCDに近く歌いやすい、その曲の消費カロリーまで表示される。採点をすると人間に近い採点をするなど、利点がある。

 

ボカロ曲が豊富に収録されており、アニソンも最近のものなら当時映像が流れて見ながら歌える。

 

JOYSAUNDは音源はオルゴールに近く、一部歌いにくい曲もあるがマイナーソングは充実しており、昔の特撮やアニソンの当時映像が流れる。

 

さらに昭和仮面ライダーシリーズの曲も当時映像が流れる。

DAMだとイメージしか流れないし当時映像はない場合が殆どである。アニソンも然り。しかし何故かプリキュア関係は当時映像流れるんだよな。

 

まあ、安さと懐かしソング歌うならJOYがあるBANBAN、カード使えてボカロ曲とかプリキュア関係とか歌いたいならビッグエコーだな。

 

しかし人気店なのでフリータイムでも三時間で上がることを告げられる場合もある。

その時は「これ歌えば上がります」か「もう一曲で上がります」で良い。

 

穴は休みが少ない平日の昼間である。休日の昼は駄目、大概混んでいて団体を優先し、一人なら御断りをされる場合が多い。

 

雨の日とかは穴だ。みんな足元が悪い中行かないし、余程でない限りは混まない。

 

但し、夏休みや冬休みとか学生や子供が親連れで来る時はその限りではない。

大概が団体で来て入れても時間制限されたりと

かする。入りたいなら夜だろうが。

 

祭りが多い秋は場合によるが穴ではある。みんなそれに気をとられて総出で行く場合が多い。

だからヒトカラは、時期を見て行くのが吉である。

 

間の何もない時が一番行きやすい。年末年始はNG。

 

まあ、俺が歌う曲はその日によりランダムだが

必ず仮面ライダーBLACKやRXの曲は必ず歌う

DAM直営ならボカロ曲も歌う。演歌系も歌う。

好きな曲はやっつけで早めに歌う。

 

三時間縛りになると好きな曲歌う前に時間切れになるからだ。あと余裕があれば普通歌わない曲も歌う。

 

まあ、個人趣味だし誰も文句を言わなきゃ良いんじゃないか⁉︎

団体だとマイナーソング歌うとなんかおかしくとられるし。

 

自分自身だと納得して歌えるし一人の世界に浸れる。

入っている限りは個室だから。

なんと!ビリー・ザ・キッド東陽町店が

フジテレビの糞(失礼)バラエティ番組『バイキング』PM12時に、我らがヒーロー倉田てつをビリー・ザ・キッド東陽町店が紹介されていた。

 

探偵の格好をして行ったのが坂上忍、最近態度がデカくてやな奴だ。

極端な潔癖症で離婚歴もある。

 

最近バラエティに出て来てデカいツラして偉そうなことを言っている。

 

今回はビリー・ザ・キッド東陽町店に来た訳だが、あれだけヒントがあったにもかかわらず、

オーナーが誰だか当てられず、オーナーの母上を「奥さん⁉︎」とか頓珍漢なことを言って叩かれてたり、姪を娘さんとか言ってたりとか、初めて来るのに失礼なことを言っていた。

 

潔癖症、血液型AB、犬を何匹か飼っている、かって麻雀のVシネマ出演経験がある、などのヒントを貰い「それって俺と年齢近くね⁉︎」と言って「いや、ちょっと下くらいか⁉︎」と言って当てるのかと思っていたら答えが原田龍二‼︎

 

違うだろ‼︎バカかよ‼︎まあ、坂上忍は芸能人の経営する店は基本的に行かない主義だから仕方ないか。

 

当てられなかったので、とうとう本人が厨房の奥から出て来た。

 

坂上忍「なあんだ!久しぶり‼︎」と言った。

答えはそう、倉田てつを

あれだけヒントあったにもかかわらず当てられないポンカス推理、特撮系は苦手とか言っていたがここまで酷いとは。

 

そして、店が混んでいるのにも驚いていた。

ガタイのいいスキンヘッドのレスラー系のにいちゃんや、女性客までいる。

結構幅広いな客層。

 

倉田さんがRXステーキを坂上忍に焼いて出した

そして、倉田さん自身が「この食べ方がオススメなんですよ」とにんにくと醤油をかけてくれて(実際は客がセルフでかけるもの)坂上忍に勧めた。

 

坂上忍「美味しい!」と言った。まあ、芸能人の舌は俺はアテにしないが味にうるさく一家言ある坂上忍がそういうのだから、そうなんだろう。

 

そして倉田さんは「お客様にステーキをお出しする時に店員に言っているのはレアの時は焼き過ぎてはいけない」と常々言っているとのことだが、坂上忍は「そりゃ当たり前でしょ⁉︎」と話の続かないことを言う。

 

そして『仮面ライダーBLACK』と言う番組が今から29年前の作品だったことや更に後番組の『仮面ライダーBLACKRX』に二年連続で主演したのも全く知らなかった。

 

幾ら興味がないとは言え失礼すぎるぞ坂上忍‼︎

もちろん出したRXステーキは『仮面ライダーBLACKRX』から由来するものだが。

 

そして売り上げはどれ位かを示すグラフみたいなのを出すと、倉田さんは『とんとん』の少し上を差した。

 

坂上忍「まあ、とんとんより少し上ってことなんですよね。」

倉田さん「やった、少し上か。」

 

この店を出したきっかけは坂上忍は全く知らないので倉田さんが教えてくれたのは、「僕は若い頃(学生時代)によく、ビリーに通っていてこの味を伝えたかったんですよ。」と語った。

 

坂上忍が店舗拡大の意思があるかを聞くとそれはないと倉田さんばっさり。

当たり前だろ!この店で手一杯なのに他に出せるかよ。

 

更に八王子店の売り上げもとんとんだと倉田さんは言ったところを坂上忍が「八王子店もやってんですか⁉︎」と言ったところで特集は終わる

酷い終わり方だ。

 

ちなみに八王子店は倉田さんの弟さんがオーナーしてる店で味の評価は上々である。

兄のコネでなく自分でやっているわけだし芸能人でもないから。

 

しかしバイキングは糞だわ。昼間から顔見たくない坂上忍梅沢富美男土田晃之東国原英夫とかロクな面子がいない。

 

タモリの『笑っていいとも!』の偉大さがしみじみわかった。

いつもはバイキングなんて見ないんだがこんな糞番組見るの勿体無いわ‼︎

 

坂上忍が帰ったあとさぞや不愉快な思いをしているだろう倉田さんは。

まあ、そこは『ゆ”る”ざん”‼︎』とはキレてはいないとは思うが。大人だし。

 

しかし倉田さん普段はああいう爽やかな感じなのね。RXの南光太郎だと言っていた客がいたが

解る気がする。

 

俺なら行くに従ってはあんな無礼な態度を取らずまるで乙女が憧れの王子様のいる店に行くような気分になって来て、マスクを見てうっとりし、倉田さんの母上が来たらドキドキするだろうし、本人が来たらもう胸がキュンキュンして

しまい見とれてしまうだろう。

 

勿論オーダーはBLACKステーキで、RXステーキは420gもあるからちょっと。

最近ダイエットしようとあの手この手のカロリーカットをしているし。

 

しかし坂上忍は母上や倉田さんを『濃い顔』とか酷いこと言ってたし、そんなこと言う貴様の顔はもっと老けた痛い顔だろうが‼︎

 

今の平成ライダーみたいに印象薄い顔ではなく、先駆けとも言える爽やか系の顔だろうが。

若い頃を全然知らないからそんな戯けたことが言えるんだ。

 

まあ、芸能人の頭脳なんてあんな程度のアホなのが丸わかりだった。

 

これ倉田さんの店だから許して貰えたんだぞ。

もしこれを藤沢の鵠沼海岸森次晃嗣がオーナーの『ジョリーシャポー』でこんな無礼な真似をしたらオーナーの森次晃嗣に睨まれて一言も口聞いて貰えないこと請け合いである。

 

あの人はそういう態度が一番嫌いだし、気難しくもあるから。

まあ、あの店の売り上げは多分『ビリー・ザ・キッド東陽町店』よりは下だな。

田舎だし。

 

しかし客層が広いのには驚いた。殆どの客は首都圏だろうが、たまには地方からも来る客もいるし、あれを見たら行きたくなったなあ。

 

勿論坂上忍みたいな無礼な態度は一切取らない

一客なんだから入る時には「失礼します。」と挨拶し、オーダーが来たら「ありがとうございます。」と言い、きちんと頂きますやごちそうさまを言うし帰り際には「ごちそうさまでした、また来ます」というだろう。

 

本人が居ても居なくても、居たら最高だが。

たま〜にレジに来るらしいがもしそうなれば、もうテンション上がりっぱなしで「握手、良いですか⁉︎」とリクエストする。

 

行った証拠でグッズも買うだろうなあ。店員に断りを入れれば店内写メOKらしいし。

しかし店内はわざと照明が薄暗くしてあるから注意だが。

 

ちなみに倉田さんはスズキのバイクを愛用している。

当時使っていたヘルメットもある。

 

まあ、倉田てつをさんの接客の良さはわかった。味も大体わかった。

坂上忍慇懃無礼さは許せないが、普段からああなので仕方ない。

 

 

ついにばくおん‼︎終わる

好評のうちにアニメ『ばくおん‼︎』は最終回を先週迎えた。

バイクに何の興味もなかった佐倉羽音(cv上田麗奈)が、来夢先輩や天野恩紗(cv内山夕実)との出会いで最初は「全然興味ありません‼︎」と言っていたものの、来夢先輩のカワサキニンジャに乗った後に概念が変わり、二輪免許を取りに行き、やがては自分のバイクを持ち、羽音なりに楽しむ様が面白かった。

 

12話に纏めたために原作にあったエピソードが一部端折られたことはあったが、まあ、上手く纏めた方ではないか⁉︎

 

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書店でも凛はレーシングスーツ着たままである。

良いのかこれで⁉︎雑誌を見ていて「スズキのカタナの特集がない!」とか、「数行で終わってる‼︎」

とか、かなり凛が文句を言っていた。

 

最後までスズキをdisるブレのなさは良いが、スズキのファンにはフラストレーションが溜まるものではなかったか⁉︎

恩紗が鈴菌に冒されスズキのバイクを舐め回すとか、とんでもない回があったり、その中で恩紗が「スズキのハヤブサのライトは男のピーみたいだ」とか放送禁止用語発言があったりとか

面白かったが。

 

しかし極め付けは最終回にバイクを転かした羽音が傷ついたタンクをどうにかしようと思い、ニコイチモータースに持ち込むがタンクをボコボコにしてしまい、替えることになったときに教習所で世話になったバイ太(cv井上喜久子)との再会を果たす。

 

バイ太はあの後バラされタンクだけになり、他のバイクの部品になっていたがそのバイクが事故って廃車になり、タンクだけになってニコイチに来たことや、バイクは走りたいんじゃなくて「ゴロンと横になりたいだけなのよ。人間が走れ走れって言うから走ってるだけで。」と、ぼやいたりする。

 

しかしバイ太のことを知っている羽音は「知ってるよバイ太、バイ太はもっと走りたいんだよね。」とバイ太に話しかける。

その模様を恩紗に見られてはしまうが。

 

色を青から羽音のバイクの色のパールピンクに塗り替えられた新しいタンク(バイ太)になったスーフォアは再び羽音が乗ることになる。

 

書店エピソードでは、羽音が神様(cv小山力也)に女性のヌードグラビア付きのバイク雑誌を手に取る神様の本を見て、「この雑誌、裸の女の人がオートバイに乗ってたり、それにここなんかおけけが!おけけが‼︎」と言ってしまい神様に往復ビンタ喰らいフラフラにされる。

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何故かその本をデビットカード(クレカ)で払う神様、神様がデビットカード持ってるのか〜い‼︎

 

その後雑誌を買い、バイクに乗ってあちこちに配達用バイクを見た羽音が「みんなスーパーカブだ!」と言った羽音に恩紗は「違うよ、前にある二台はヤマハメイト」更に凛が「更に後ろ二台はスズキのフォーストで、更に後ろは今はなきツーストでその後ろのもスズキね」と詳しく説明する。

 

更にスーパーカブ誕生秘話の話の真似を恩紗と凛と聖がやりだす。

聖の執事早川は、「まさか女子高生がホンダスーパーカブ誕生秘話の真似をする時代になるとは長生きはするものですな。」としみじみ話す。

 

そして聖が「バイクもやがてはポケベルみたいになくなるのでしょうか⁉︎」と言うと恩紗は、「大丈夫、人間はそこまでに賢くはならないさ」と言う。

 

確かにバイクは今の時代にもある。幾ら車が新車を出そうと、存在する。ものは載せられない、人を乗せたら楽しみはなくなる、ガソリン使うのでエコでもないしロードバイク(自転車)のように体に良いとかの大義名分もない。

 

そして羽音がいつしか帰り寝てしまい、起きたら何とそこは、バイクという概念が存在しない世界だった。

 

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みんながみんなロードバイク(自転車)に乗る世界になり、恩紗も凛もそれぞれ自転車通学している世界になっている。

中野千雨(cv木戸衣吹)は競輪の中野の娘ということになり、バリバリのロードバイクでツーリングに参加する選手ということになっている。

 

何か松本規之の『南鎌倉高校女子自転車部』みたいな世界になっている。

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バイクとはこの世界では自転車のことを指し、自転車専用道路が整理され、車も安全性能が図られて交通事故が格段に減った時代ということになっている。

 

しかし羽音は「違うよ!みんなオートバイに乗ってたんだよ!こうやって自動で走るのに」

と言うと凛は「自動で走りたいなら自動車があるじゃない、スズキの軽とか。」f:id:franky202:20160629151832j:image

 と、理にかなったことを言う。エンジンの話をしたら恩紗は「エンジンってのは凄く重いんだぞ⁉︎その羽音のいうオートバイってやつはシートベルトもないんだろ⁉︎安全性という面でも危ないよな。合理性もないし」

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「そもそも最後のクもないとか言うのは何なんだ⁉︎」とまで言われる。

 

この世界の聖は自動車に乗らずヘリ通学している。

組むのと磨いているだけで乗らない(乗れないので)そうなる。

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千雨は、「もし、本田宗一郎が大八車ではなく自転車にエンジンを積んでいたなら羽音先輩がいうそのオートバイというのはあったのかも知れませんね。」とまで言う。

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 恩紗「なあ、羽音、賢くなれ。」とバイクがない世界にバイクを叫ぶ羽音を諭す。

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 そして、百万のロードバイクを見つけた凛、恩紗、千雨は追いかけて走り去る。

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 自らの考えを全て否定され、バイクなんてなかった世界に取り残された羽音は「そうかあ、みんな賢くなったんだ。でも、オートバイのない世界は悲しい、悲しいよ…。」と何と口バイクをやり始める。

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バイクのない世界で口バイクをやる羽音、学校に着くが、悲しい。

そこで佇んでいたのは来夢先輩だった。

この世界ではみんな知らないと存在まで否定されている来夢先輩がいた。

再び目覚めた羽音。

するとそこにはバイク(聖と千雨はスクーターだが)に乗ったみんなが。

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恩紗「羽音、遅いぞ!今日はツーリングの日なのを忘れたのか⁉︎」

凛「羽音まだ寝てんの⁉︎」

聖「まあ⁉︎まだパジャマですの⁉︎」

千雨「さぞかしいい夢でも見ていたんでしょうね。」

そう、羽音の見たもしもバイクがない世界は、パラレルワールドの一つだったのだ。

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 羽音の愛車スーフォアもあった。バイ太が「おはよう、羽音ちゃん。」と語りかける。

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羽音「バイ太、わたし変な夢を見ていたんだよね。」と改めて現実に戻ったことを実感する羽音、妹の由女が「はい、お姉ちゃん、ヘルメット」と手渡した。

そしてバイク部のみんながバイクに乗り、EDの『ぶぉん!ぶぉん!らいど・おん』が流れてスタッフスクロールする場面で本編は終わる。

 

バイクのないもしもの世界は神様が見せたパラレルワールドなのだ。

神様「バイクが出来て百年、もう少しまだ付き合うか」と例のグラビア付きバイク雑誌を読み耽りながら終わる。

 

最終回としては破綻なく終われた。鬱最終回ではなかった。

侵略!イカ娘』の最終回のように日常で終わった。

(元がコメディ漫画原作なだけに)

イカ娘のアニメと同じく音楽にランティスが関わっていたのも偶然か⁉︎

 

久々にカタルシスを感じた。もしものパラレルワールドも面白かった。

あり得た世界だったからである。

 

広井王子の『サクラ大戦シリーズ』は戦車の概念がなく、人型蒸気(霊子甲冑というが人が操るからロボット)大戦は第一次大戦(劇中では欧州大戦)、太正万年で昭和は来ない、だから第二次世界大戦もない、動力は蒸気が基本。という、あり得ない世界が理想郷みたいに描かれていたのでイマイチリアリティに欠けていた。

 

作品としても残された謎だらけで未完でもある

(欧州星組の隊員五人の内一人が不明なまま)

まあ、セガがああなってしまいレッドエンターテイメントもああだから続編は望むべきもないが。

 

『ばくおん‼︎』の二期はあるかどうか分からないが、単行本分の主なエピソードはやっただけに新しく二期作ると殆どオリジナルシナリオになるが、まあ良い。

 

見ていて飽きないコメディバイクアニメだった。ブルーレイもDVD化もされているので、テレビの放送を見ていなかった人や本編にはない特典などが欲しい人は是非見てもらいたい。

 

 これまで『ばくおん‼︎』の記事で佐倉羽音のことを佐倉羽根と表記して来たが、検索すると間違いだったのでここで訂正とお詫びをしておく。

アニメ見るまでは詳しくなかったので。

 

 

 

中野千雨

おりもとみまなの漫画『ばくおん‼︎』に出てくるバイク部の後輩中野千雨

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かって丘乃上女子学園のバイク部に所属していた母アキナとロードレーサーである中野欽也の娘である。アニメでのcvは木戸衣吹

 

いつも醒めたようなというか眉間にしわ寄せたような顔だが元々こういうキャラである。

身長は高校入学段階で144センチしかない。

 

子供の頃から極端に体が小さくついた渾名はなんと『小さめ小雨』

かなりのコンプレックスになっているらしく、本人も普通に乗るバイクには到底足が着かないのを分かっている。

 

過去は体の小ささをかなりバカにされていたことがあるのだろう。

だからレースにエントリーし、常に優勝を収めてきた。

 

しかし、彼女は孤独だった。誰が褒めてくれることもなく。

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これはかっての丘乃上女子学園のバイク部の面々で、ヘルメット被ったままなのが来夢先輩、その横のロングヘアが現在丘乃上女子学園校長のたづ子であり、一番端の緑色の服を着た人物が千雨の母アキナである。

 

確かに髪の毛とかはまんまだが、娘千雨ほど身長は極端に小さくない。

顔も不機嫌顔ではないし、性格も違う。

 

千雨はサーキットでは常に無双しているが、普通に二輪免許を取ってはいない。

 

新しく部長に昇格した恩紗や、羽音に「バイクに跨っていいよ」と言われるが、千雨は足が届かないのをバカにされるサマを考えてしまい、勇気が出ない。

 

乗ったところでバイクをこかしたら羽音に「殺す!」と言われそうだと思い乗れない。

みんなこのバイク部の先輩は優しい人ばかりなんだがなあ。

ゲーセンの帰りに羽音は特別に千雨に自分のスーフォアに乗せてくれたくらいだし。

「千雨ちゃん乗りなよ。由女(羽根の妹、cv田所あずさ)は乗ってくんないんだ〜」と特別に千雨を乗せてくれている。

一年前にバイクに何の興味もなかった羽音を来夢先輩が乗せてくれたように。

(そのときの来夢先輩のスピードは想像を遥かに絶してはいたが)

 

恩紗は面倒見がいいし、羽音は先輩ヅラするタイプではないし威厳すらない。聖も普段は温厚な性格である。

 

恩紗「何にも気にせずに乗ってみろ、でないとあいつみたいになってしまうぞ」と未だに素直になれない凛を遠回しに指している。

 

まあ、結局は乗って見て千雨は「先輩たちはこんなバイクに乗って満足なんですか‼︎」と言ってはしまうがバイク部に入ることになる。

 

しかし、レースでバイクに乗って無双している千雨でも教習所では勝手が違いミスだらけ、同じように来ていた聖にも負けてしまう状態。

 

恥を忍んで千雨は聖に教えを乞う。そうしたら聖は暖かく接してくれた。

しかし「わたくしがGPライダー養成ギプスを着けていたことは黙っていてくださいね」と言うけどあのギプス、『巨人の星』の大リーグ養成ギプスのパクリじゃないか。

 

実際あのギプスをつけると筋肉や体毛を挟んでしまい痛すぎてなんの力もつかない。

柳田理科雄が『空想漫画読本』で分析したとおりである。

根性しか身につかないけど、良いのか⁉︎

 

まあ、中野千雨自身が『けいおん!』の中野梓(cv竹達彩奈)のコピーキャラ(モロパク)だとか言われている

確かに背が低くツインテールは似てはいるが、顔とかは似てないしキャラも被ってはいない。

 

まあ、漫画で何の影響も受けない漫画家はいないのだし、大友克洋がそれまでの漫画の符文律を見事に一新した時に大友克洋は「戦後の漫画家達は手塚治虫の模倣ではないか‼︎」と言い放ったが、大友克洋も何らかの影響はある筈である。

 

日本には何の作品でも完全完璧なオリジナルは存在しない。

ゲームでもそうだ。RPGゲームをポピュラーにしたのに貢献した堀井雄二の『ドラゴンクエストシリーズ』もR・ウッドヘッドの『ウィザードリィ』に影響を受けている。

 

ドラクエとは違う切り口で売り出したファイナルファンタジーシリーズも戦闘場面をサイドビューにしてフォント式のドラクエと違う面を見せたがこれとてロード・ブリティッシュの『ウルティマ』に手を加えてリアルにしただけである。

個人的に好きな『サクラ大戦シリーズ』も、女の子がガンダムみたいな人型ロボットに乗って戦っているだけ、劇中では霊子甲冑と呼ばれてはいたが。隊長の大神一郎(cv陶山章央)だけ男だが。(Vでは大神の姉の息子大河新次郎(cv菅沼久義)に変わってはいたが。

 

 

サルまん』でも竹熊健太郎が「もしそんな作品が存在したらあなた以外は誰一人理解出来ないものになるでしょう」と書いている。

 

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最後に中野千雨のライディングテクニックパフォーマンスを載せる。

 

マジにみていたらバカ丸出しパフォーマンスだ。

コメディ漫画だから許される描写である。

実際、他の新入生にはバカうけしていたが。

たまには懐かしヒーローに触れよう


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円谷プロダクションウルトラマンシリーズの片手間で製作した『ミラーマン』(1971年、フジテレビ)
元はと言えば金城哲夫が円谷文芸部に所属していた時に遺していった企画であったらしい。

しかし赤字を出して文芸部が活動停止後金城も退社したためにそのまま置いてあった企画を円谷が作品化した。
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パイロット版の主人公鏡京太郎役は柴俊夫、しかも本名の柴本俊夫名義でクレジットされてる
あと、他の出演者には南沙織もクレジットされていた。
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パイロット版のミラーマンのデザインは完成版とはかなり異なる。顔の下半分は丸出しになっている。
これはNG版とされマスクを作り直し、スーツも新しく作り直した。

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主演俳優も柴俊夫から石田信之に変更された。
なんでも旭通信社(現ASATSU)の人が石田の資料をついうっかり置き忘れてしまい、それを見た円谷側が「彼で行こう」と石田信之主演が決まったというエピソードがある。

石田信之はそれまでに『ケーキ屋ケンちゃん』(1970年、TBS)の実績はあるにはあったが、本格的主演は初めてであった。

そして、鏡京太郎の性格も変えられた。
柴俊夫バージョンの京太郎はどう見ても硬派っぽいが、石田が主演するにあたりナイーブな面が強調される性格となった。

父から「お前はミラーマンとして戦うのだ‼︎」と言われた際に「僕はミラーマンなんかじゃない!人間なんだ‼︎」と泣いてしまうという戦いを拒否する主人公像になった。

なんのことはない『機動戦士ガンダム』(1979年)のアムロ・レイ(cv古谷徹)や、『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)の碇シンジ(cv緒方恵美)の先駆けみたいな弱っちい主人公像に変えられたのである。

今でこそこう言う主人公はありきたりだが、当時としては斬新だった。
大概は熱血タイプが殆どだったから。

同時期の『帰ってきたウルトラマン』の郷秀樹(団次郎)は、すぐに増長する傲慢な性格だったが、ひ弱ではなく、戦いを積む毎に精神的に成長していく主人公だった。

他所の番組も似たようなものであり、『あしたのジョー』の矢吹丈(cvあおい輝彦)も不良度は強かったが闘争本能は激しかった。

古谷徹の出世作『巨人の星』の星飛雄馬も、友達が伴宙太(cv八奈見乗児)だけであとはライバルの野球にのめり込むためにコミュ障だったが(原因は頑固親父星一徹のスパルタ教育)屈辱を闘争心に変える性格だった。

その点でいくと石田信之版鏡京太郎の性格は当時としては情けなくひ弱な主人公としてかなり視聴者に指摘されていたらしい。

戦いを積んでも精神的にひ弱な性格はさして変わらず、インベーダーの陰謀で鏡を全て隠され、変身不可能となった京太郎が「もうダメだ‼︎」とナイフで自殺未遂をはかった際に自分の姿がナイフに映り変身したパターンがある。

作品としては予想以上の成功作で、一時は『帰ってきたウルトラマン』に視聴率を上回ったこともあったと言う。

セットをケチって怪獣の造形もウルトラマンよりも劣りセットのしょぼさを夜の戦いにしたり予算不足だったのによく健闘した部類である。

裏番組だった『シルバー仮面』(宣弘者、コダイ企画・日本現代企画、TBS)が全く視聴率が上がらず、途中で巨大化の案が出た時にコダイ企画の実相寺昭雄が、「それなら我々は製作から退く」と降りてしまい、巨大化するも視聴率はさほど上乗せがなく、TBSのプロデューサーの橋本洋二氏曰く『失敗作』になってしまったのと対照的である。

奇しくも主演したのはミラーマンのパイロット版の鏡京太郎役だった柴俊夫が春日光二役で主演していた。
結果は対照的なことになってしまった。

変身ヒーロー物の華である変身ポーズも明暗を分けたとも言われている。
ミラーマンの変身ポーズは鏡京太郎が手を上に上げて四角形を作る形で手を下に下げ両手をクロスする『ミラー!スパーク‼︎』という変身ポーズである。

しかしシルバー仮面は実相寺も佐々木守も考えていなかったらしく、仕方なく主演した柴俊夫が「えいっ!」と言って変身したり、それではまずいのでのちに「アタック!」になり、巨大化の時は「シルバー‼︎」に変わった。

しかし変身物の華である変身ポーズ考えてないとか、トホホだろそれは、負けて当然だ。

主題歌にも敗因があった。ミラーマンは作詞が円谷一(クレジット名は東京一)、作曲は冬木透で唄は植木等の息子植木浩史とハニーナイツで軽快に歌われていた。

シルバー仮面は作詞こそ佐々木守だったが作曲が演歌の大家猪俣公章で、軍歌調だった、唄は柴俊夫とハニーナイツ、歌い出しからして重く名曲ではあるのだが、子供が見るヒーロー物の主題歌としては重い。

後期のミラーマンのEDの『戦え!ミラーマン』はかなり哀愁漂う曲で主演した石田信之、安田隊員役の杉山元、あとは女性二人と児童合唱団の曲で、最初の歌い出しの歌詞はこの四人が歌いあとは児童合唱団が歌うと言う二段形式(二番も)と言うあまり類を見ない歌だった。

テレビ版では児童合唱団の歌ったところしか流れず大人四人が歌った歌詞であるパートは流れなかった。

その大人四人が歌ったパートの歌詞が重いからだろうな。
紹介するとこう言う歌詞。

1
きらめく夜空にひとつ平和の願いをさけぶ正義の剣を抜くぞ力を合わせて(大人パート)
2
またたく夜空にひとつ希望の未来をつかむぼくらとともに行くぞ力を合わせて

と言う大人四人のパート歌詞があり以降は児童合唱団の歌詞が続くのだが、主題歌と比べかなり哀愁漂う感じに作られている。

今ではこんな凝った曲は皆無だろう。二段パートに分かれた曲自体珍しいが、ここまでの曲はまずは作れまい。

子供番組だからと言って手を抜かなかったいや、マジに作っていた証拠である。

斬新な主人公設定、哀愁漂う作風、そして哀愁漂う後期ED、かなり良く出来たヒーロー物である。同時期の『帰ってきたウルトラマン』や『ウルトラマンA』よりも傑作だと思う。

あの頃の円谷プロは化け物だった。『仮面ライダー』のヒットを受けて対抗作品として帯ヒーロー番組の『トリプルファイター』を当てて来た位だから。

トリプルファイターとは、正体は宇宙人の早瀬三兄弟妹が、レッド、グリーン、オレンジに変身し、デーモンに立ち向かい、週末に三人が合体し、トリプルファイターとなりデーモンの怪人を倒すと言う等身大ヒーロー番組だった。

視聴率はまずまずだったが、予算が死ぬほどなく、怪人が頭以外は手抜きだったり、デーモンカーがスバル360を艶消し黒に塗っただけのものだったりとかかなりトホホなんだが、功績と言えば元祖パンチラヒロインの早瀬ユリ(笛まゆみ)がいたことだろう。

今や円谷プロはその面影すらないが70年代は化け物みたいな製作会社であったことが窺い知れる。