キミコン選手に認定

『野球太郎』(廣済堂出版)が『君はこんなもんじゃない!』(略称キミコン)というイマイチ殻を破けない歯がゆいプロ野球選手を挙げる特集がある。
高い潜在能力を持ちながらも期待に応えられない主力投手や主力打者や脇役になってもおかしくないレベルの選手を挙げている。

巨人なら松井秀喜の背番号を昨年まで付けていて期待されて未だに力を発揮していない大田泰示や、一時はレギュラーを取る寸前まで行って伸び悩む松本哲也、藤村大介
阪神なら一年目から4勝を挙げて注目を浴びるもその後さっぱりな秋山拓巳、広島なら万年主力打者候補と呼ばれて期待されるも伸び悩む岩本貴裕
中日ならドラフト一位で三球団競合するほど期待された堂上直倫

他にも他球団に沢山いるがキリがないのでざっと挙げてみた。
その中に一年目から10勝を挙げて潜在能力の高さを感じさせた甲子園春夏優勝投手の藤浪晋太郎も入れてもいいかもしれない。

二年目の今年はもっと投げられてもいい筈なのに七回100球辺りでおかしくなる。
球が行かなくなったり制球がままならなくなったりする。そして打たれる。
昨日も七回に独り相撲を取って一死も取れずに自滅し同点に追いつかれ勝ち投手を逃した。

原因ははっきりしている。スタミナ不足とすぐに開くあの投球フォームだ。
ダルビッシュみたいにセットポジションで投げるがあれはいけない。
あの投げ方で勝てるのはダルビッシュだけである。

まだ体が出来ていない藤浪が真似をすると異様に開きが早くなり制球が定まらなくなる。もっとゆったりした投球フォームにしないといけない。
言わば未完成なのだ。しかし未完成であれだけ投げるのだから潜在能力はハンパない。

もし自分に合った投球フォームを身につけたら今以上に凄くなる可能性を秘めた投手になれる器である。
藤浪の身体の動きなどを見ると元西武の『アジアの超特急』と呼ばれた台湾の名投手郭泰源のスリークォーター気味のフォームが藤浪に合う投げ方である。

あのフォームを会得すれば藤浪はかなり打ちづらい投手に変貌する。
だからダルビッシュの真似なんかせずにランナーが出ない時はゆったりと投げてランナーが出た時にも崩れない投げ方をすべきである。

今の投げ方のまんまならばキミコン選手に認定と言う事になってしまう。
同じキミコン選手には同じチームの秋山拓巳もいるが秋山はもう投手としては終わりっぽい。

輝きをなくし訳が分からなくなっている
球は打撃投手並みのしょぼい球になり勝てる投手の球ではない。
打撃センスがあるので糸井嘉男(日本ハム)→(オリックス)の様に野手転向を秋山にはお勧めする。

しかし藤浪は秋山とは比べものにならない潜在能力を持つのでゆったりとした滑らかな投球フォームで投げればエースになれるどころか球界を代表する投手になれる器である。

だからこそ理にかなった投球フォームで投げて欲しい。
投手事情が苦しい今はそんな暇はないがこのままでは何もかもが中途半端になってしまうからである。
と言う訳で藤浪晋太郎をキミコン選手に認定する。