仮面ライダー改造比較論

平成仮面ライダーは基本的には改造人間ではないからこの比較論からは除外だが
昭和仮面ライダーは全てが改造人間だった。まあ、平成に入ってからのシンやZO、Jも改造人間であるがビデオ版だったり、劇場版である。まあ、これもおまけに入れて考えたい。

まずは1971年から73年までに放映された仮面ライダー1号と2号。
仮面ライダー1号事本郷猛(藤岡弘、)は悪の秘密組織ショッカーに捕縛され改造人間手術を受けた。全ては城南大学(初期は城北だが)の恩師、緑川博士がショッカーに泣く泣く推薦した。

脳改造の前にショッカーから逃げて以来ショッカーと戦う事になるが緑川博士は怪人蜘蛛男に殺害されてしまった。
以降はモトクロスの師匠の立花藤兵衛(小林昭二)やインターポールの一員の滝和也(千葉治郎)の助けを借りて戦う。

途中2号事一文字隼人(佐々木剛)がショッカーの別行動を追ってヨーロッパに行った本郷猛の代わりにショッカーに立ち向かう。実は藤岡弘、は撮影中のバイク事故で左大腿部複雑骨折を負って撮影不可能になったために急遽佐々木剛が2号事一文字隼人役で登場した。

一文字隼人は当初はショッカーから見たら裏切り者の本郷猛事1号を倒すために改造人間手術を受け、脳改造寸前のところを1号に救われてから別行動を追ってヨーロッパに行った本郷の代わりに日本でのショッカーの戦いを受け持った。

当初は仮面ライダー1号はバイクに跨りながら変身する設定であったが、佐々木剛が二輪免許を取得していなかったために変身ポーズが大野剣友会の殺陣師高橋一俊によって考案され、以前アクションを受け持った『柔道一直線』のポーズからヒントを得て変身ポーズが生まれた。

テコ入れした事もあるが変身ポーズが子供達に大ウケして2号から視聴率がグングン上がり、正月間際に1号事本郷猛がゲスト出演した時にかなり盛り上がりを見せた。

2号は藤岡弘、の回復まで頑張りやがて本格的に藤岡弘、が復帰すると佐々木剛は約束通りに番組主演を藤岡弘、に返した。

そして1号再登場とともにスーツも新調されて明るめのデザインにされた。
1号事本郷猛も変身ポーズが考えられた。
眠狂四郎』の円月殺法をヒントにした変身ポーズになった。掛け声は『ライダー!変身‼︎』再登場した1号はショッカー及び後に強化されたゲルショッカーを相手に戦った。2号もスーツが新調され、手袋やブーツが赤に変更された。

好評のうちに終了し、次回作の仮面ライダーV3に移った。
仮面ライダーV3は本郷猛や一文字隼人の大学の後輩という設定であった。
ある日不吉な事が度々起きた風見志郎(宮内洋)は悪の気配を感じる。そして珠純子が悪の秘密組織デストロンを目撃したがために風見志郎は両親や妹を怪人に惨殺される。

そこに現れた本郷猛は直ちに仮面ライダーに変身した。
『先輩がライダー⁉︎』とにかく不思議には思ったが風見志郎は本郷や一文字に自分も改造手術をしてくれと懇願するが改造人間の辛さを知る本郷と一文字は風見の申し出を断る。

『もう、先輩には頼まない‼︎』と風見は無鉄砲にもデストロンの基地に潜入する。
仮面ライダー1号や2号もそれを追う。だがデストロンのアジトには改造人間分解装置という罠があり、1号と2号を庇った風見は瀕死の重傷を負ってしまう。

このままだと風見は死ぬ、そう考えた1号と2号は風見に改造人間手術を施しここに1号の技と2号の力を合わせ持った仮面ライダーV3が誕生した。

二話で核物質で出来た怪人ゼニガメバズーカを葬るために1号と2号は太平洋に消えてデストロンとの戦いをV3に託す。
そしてV3の物語は始まった。当初は両親や妹の復讐のために戦っていた風見はやがてデストロンに親や身内を殺された人々を見てみんなの平和と自由を守る戦士として成長する。

途中でデストロンの幹部候補生だった結城丈二(山口暁)がヨロイ元帥の讒言をモロに信じたデストロン首領により処刑される事になり硫酸プールに嵌められ右腕を失いつつも脱出後、右腕にアタッチメントを付けたライダーマンとしてデストロン復讐のために向かって行くのを何度となくV3は止める。

しかしライダーマンは『俺自身の復讐だ、手を出すな‼︎』と始めはV3の助けを拒む。しかし自らはデストロンの前にあまりに非力過ぎるのを痛感し、やがてはV3と打ち解ける。最終回の前にライダーマンデストロンの用意したプルトンロケットを安全な場所に行かせるために大空に散る。

V3はそんなライダーマン仮面ライダー4号の称号を贈った後、デストロンと決着をつけてデストロンを葬る。そして仲間に別れを告げて新たなる戦いのために旅立つ。

結構ストーリーを長く書いてしまったので以降は簡単に紹介して行く。
V3の後番組の仮面ライダーXは、秘密結社ゴッドに協力を拒んだ神敬太郎(田崎潤)と敬介(速水亮)が倒され、瀕死の重傷を負った敬太郎は息絶えた息子敬介に改造手術を施し、カイゾーグ、仮面ライダーXとして復活させる。

どことなく『鉄人タイガーセブン』に話が似てなくもないが(速水亮もオーディションを受けたが最終選考で無念の落選)
作品世界はまるで違う。序盤はミステリー調だったのが、途中からXのライバルアポロガイストが登場し盛り上がる。時代が早過ぎたのか35話で終了している。

次回作の仮面ライダーアマゾンは原点回帰と銘打ちかなり今迄とは毛色の違う作風に変化している。アマゾンの奥地で、突然十面鬼が反乱を起こし原住民がかなり犠牲者が出た。長老バゴーも例外ではなく、瀕死の重傷を負いながら山本大介(岡崎徹)を古代技術で改造し、バゴーは死ぬ間際に大介に催眠暗示をかけてバゴーは息絶える。

当然それは十面鬼率いるゲドンの知る事になり、大介は訳が分からないまま日本に行き、高坂博士に会うべく日本に密航するが高坂博士は殺され、その息子まさひこ(松岡洋治)を守りゲドンやその後現れたガランダーと戦う。
途中、敵として現れ、アマゾンに負けたがアマゾンの熱意に負けて仲間になるモグラ獣人なるキャラもいた。

しかしコードギリギリで戦い方が噛みつき、引っ掻き、大切断が決め技だったのが災いして僅か25話で終了している。

その後を受けた仮面ライダーストロンガーは、男女ヒーロー、定住の地を持たないという斬新な設定になっている。
親友をブラックサタンに殺害された城茂(荒木しげる)はブラックサタンを欺いて改造手術を受けて改造人間の力を手に入れブラックサタンを脱出する時に既に改造されていたタックル事岬ユリ子(岡田京子)を連れて逃げて追われの身になりつつブラックサタンと戦った。

ストロンガーは電キックが必殺技で、タックルは電波投げが決め技だった。
タックルは唯一ミニスカでバイクに跨る女性ライダーだったのが斬新だった。

ブラックサタン壊滅後に現れたデルサー軍団の前にタックルはあえなく戦死するが、ストロンガーは更に改造手術を受けてスーパーストロンガーとしてデルサーに立ち向かい、後に先輩ライダーと力を合わせてデルサー及び諸悪の根源の大首領を葬り去り一期目の仮面ライダーは終了する。

ざっとここまで一期目を書いたが次は二期目のスカイライダーやスーパー1、ZXについて書くとする。