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柳田理科雄の子供の夢壊し本。

柳田理科雄(1961-)は鹿児島県種子島に生まれた。父の『これからは科学の時代だ』の意味を込められて理科雄と名付けられた。なんとペンネームではなく本名である。
 
少年時代は梶原一騎に傾倒し、かなりの影響を受けて育ち、『巨人の星』の星一徹の言葉の「男が真に強くなるには仲の良い友達ではなく強いライバルである。」と言う言葉の影響を受けて敢えて周りの友達とか後輩につらく当たったり、『空手バカ一代』の影響を受けて鉄下駄を実際に履いて歩いて躓いて車に轢かれそうになったりと梶原一騎信奉者、いや信者である。

無類のプロレス好きで今は亡きジャイアント馬場を崇拝していた。
中国にいた時も『日本のプロレスはどうなっているのか⁉︎』と言うほどに。

一応東大に受かったが中退し、塾を開いたりとかしていたが、多額の借金を背負い、かねてから考えていた疑問を書いた『空想科学読本』がバカ売れして一気に時の人となる。

しかし、最初に『空想科学読本』を出版していた宝島社と揉めて裁判となり、勝訴した後は版権をメディアファクトリー社に移して未だに書いている。
その傍らで明治大学の工学部の講師でもある。

その『空想科学読本』の内容だが、子供の夢をぶち壊す様な事がオンパレードである。例えば、『マジンガーZ』で操縦席に乗る主人公兜甲児は操縦の際に中で骨がぐじゃぐじゃに折れて死ぬと書いてあったり。(陸上競技のスプリンターの原理に基づいたらしい)
ドラえもん』でタケコプターを使うと頭の皮が蜜柑のように裂けて目玉が飛び出し死ぬ(ヘリコプターの原理)たり、仮面ライダー一号が変身したらまだら模様みたいになるとか書いてあったりする。

まあ、この人はこの本を書く前に『怪獣VOW』で仮面ライダーBLACKRXのライドロンが走ると周りがみんな破壊されるとか書いていたし。

その頃から付き合いがあるイラストレーターの近藤ゆたかや、ガレージキットを作るモリナガ・ヨウと組んで子供の夢壊し本の『空想科学読本』をずっと書いている。現在14巻まで出ている。

この人、漫画の『ベルセルク』の主人公ガッツの刀がデカすぎて実際に使うと尺取り虫みたいになって仰向けに転けるとか書いていたり、『宇宙戦艦ヤマト』に恨みでもあるのかと言うくらいにいちゃもんをつけたり、『ONE PIECE』もエースが変だとか書いたり、『侵略!イカ娘』のイカ娘にまで文句をつけたりとかしている。『名探偵コナン』の麻酔針にもおかしいとか言っている。

考証もいいが、柳田の考証はかなり出鱈目で曖昧な所があり、本当に科学的に実証しているのかは怪しい。
それにこの人は昔気質なのか、土曜日まで働かないと体が変になるという難儀な体質で、二日休むと体調が変になるとか鈍るとか言っている。

ウルトラマンにもかなりのダメ出しをしたので、21世紀に入ってからのウルトラマンには飛んでいる戦闘機をいきなり掴まないような表現がされている。全ては柳田の考証の影響である。

そのくせ梶原一騎原作の漫画のおかしい所は何故かまともに考証している。
他の作品に比べるとあまり残酷な表現にはしていない。

エヴァにもいちゃもんつけていたなあ。
セーラームーンプリキュアもまともに見ていないのにいちゃもんつけたりと、本当に科学的考証の元に子供の夢を壊す人だなあと思う。