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サクラ大戦シリーズへの作品愛その二

昨日は3まで書いたが売り上げを落としたとは言えかなりの評価を得た3は今を見ても作品中最高傑作だった。
クリアした後もダウンロードシステムでゲームでは描かれなかったドラマがあったからである。カジノも出来てかなりの傑作だった。

作者の広井王子が2001年9月11日の同時多発テロを見て紐育編を書いている時にセガが突然ドリームキャストの生産を打ち切りハードを辞めるという情報が入り一区切りつけるという意味で製作した4は大神一郎編集大成となった。

巴里での戦いを終えた後また帝都に戻った大神はまた帝国華撃団花組の隊長に復帰する。
そして三たび帝都を悪が襲う。『黄金蒸気の暴走』である。

黒幕の大久保長安広井王子自らが演じた。
そしてそのピンチになんと巴里華撃団が加わる。
そして黄金蒸気『蒸鬼』に立ち向かう。
しかしそれよりも大神を悩ませたのは帝国華撃団花組と巴里華撃団との恋の鞘当てバトルだった。

どういう内容だったのかは未プレイなのでわからない。
ドリームキャストでしか出来ないし、後にパソコン版に移植されたがそれも古くて入手困難。でも集大成としてはかなり高い評価を得ている。

そして広井王子が書いていた紐育編は改めてサクラ大戦Vとして発表された。
その前のエピソードとして『荒野のサムライ娘』というアクションゲームが発売された。

そして2005年七月にサクラ大戦Vが発売された。(PS2に移籍)
主人公は大神一郎から大神の姉の双葉の息子、つまり大神の甥の大河新次郎(菅沼久義)に変更された。

シリーズを新しくしようということで主人公も変わった。
江田島海軍士官学校を飛び級の首席で卒業した大河新次郎は、上野公園で真宮寺さくらと出会い帝劇に案内され、久しぶりに叔父である(年齢は6つしか変わらないが)大神一郎に呼び出される。

大神一郎は前作の戦いの後米田一基中将から帝国華撃団総司令と帝劇の管理人の移譲を受けて海軍大尉に昇格していた。
そして大神の命で紐育華撃団星組への出向を命じられる。

横浜から船で旅立ち、一ヶ月(昔は日本からアメリカに行くには一ヶ月かかった)漸く紐育に着き手続きを終えた後に迎え人を待っていたときにいきなり強盗に遭遇する。

そしてその強盗を追いかけた『仮面の剣士』に助けられる。しかしドル袋を持ってしまったために警察に逮捕されそうになる。
そこを救ったのは、大神と同期であり親友でもあり、帝国華撃団月組(情報捜査担当部隊)の隊長の加山雄一(子安武人)2からこの作品に登場したキャラで二枚目半キャラである。に救われる。

紐育市警のソルト警部が「チッ、Mr.カヤマかよ。小僧、運が良かったな‼︎」と紐育市警は手を引いた。
(ゲーム二巡目からは加山ではなく紐育華撃団星組隊長のラチェット・アルタイル(久野綾子)が来る事になる。ソルト警部のセリフも「チッ、ミスアルタイルかよ。」に変わる。

何れにせよ難を逃れ加山(二巡目からはラチェット)にリトルリップシアターに案内され屋上にある支配人室に向かいそこで現れたのは星組の隊員の一人の九条昴(園崎未恵)だった。「昴は見た、若き日本人を。」という不可解メッセージを残し、新次郎が話をしようとすると昴は「昴は言った、君に彼の代わりは無理だと。」
と言って去る。

屋上の支配人室には変な日本かぶれのマイケル・サニーサイド(内田直哉)がいた。
訳のわからない日本語を羅列した後にとりあえず挨拶をした。そして新次郎は共に居合わせた星組隊長のラチェットとサニーサイドに『粉骨砕身で頑張ります』と言う。(ボリュームにより変わる)

そしてとりもとりあえず住むアパートに向かう途中でテキサスから来たジェミニ・サンライズ(小林沙苗)と出会い、「ボクのアパートどこにあるかわかんなくなっちゃった。ついて来てよお。ボクじゃどうしようもないんだよぉ〜。」と泣きつかれてそのアパートに向かうとそこは偶々新次郎が入るアパートに近い場所だった。

ジェミニに感謝されアパートに入ると既に先客がいて「変な人が入って来たよぉ!」と言われ誤解を解こうとするともう一人の女性が現れ「あらあん、あなたね。新しくシアターに雇われた人は。」と言われる。この二人こそシアターの売店を担当する吉野杏里(本名陽子)とドリンクバー(軽食も扱うが)担当のプラム・スパニエル(麻生かほ里)である。

ジョーク好きのプラムにからかわれるが毅然とした態度で断ると評価は上がる。
そしてプラムの言う『男の身嗜みセット』を渡される。なんてことないモギリ服だった。

そう、新次郎はシアターのモギリをやらされる事になったのだ。
まあ、そんなこんなでシアターについて楽屋に入るとシアターの女優にして紐育華撃団星組の隊員、そして弁護士でもあるサジータ・ワインバーグ(皆川純子)に出会い「ファンがそこに入っては困るわ。嬉しいけどお客はお客、女優は女優だから」と一般人のファンと間違われる。

選択肢によりそこに昴が現れて「彼は客じゃない。シアターのスタッフだ。」と言われると血相を変えたサジータが「サニーサイドのやつ、未成年労働は法律違反じゃないか‼︎坊や、おいで!あのインチキスーツに一言言って来るよ‼︎」と無理矢理屋上の支配人室に連れて行かれ、サジータが「サニーサイドこれはどういうこと⁉︎未成年労働は法律で禁止されている筈よ‼︎」とサニーサイドに食ってかかる。

そうするとサニーサイドか「サジータは相変わらず熱いなあ。ボクにもそれくらいはわかってるよ。彼は日本から紐育華撃団に来た盆栽の針金だよ。つまりは隊長候補ってことさ。」と言われサジータは「日本から来るのは大神一郎の筈!舐められたもんだね!こんなヒョッコをよこすなんて契約違反じゃないか‼︎」と言われショックを受けた新次郎がラチェットに改めて聞くと「私たちが要求したのは大神一郎、あなたではないわ。」と言われ、敵が現れ出撃しようとするとサジータに「あんたはどきな!」と言われ、更にラチェットに「あなたはここに入ってはダメ、シアターの掃除を命じます」と言われ全く相手にもされない。


人違いとか出撃するなとか言われ翌日ガックリ来ている新次郎がセントラルパークを通りかかると車椅子に乗った金髪の女性ダイアナ・カプリス(松谷彼哉)に出会う。ここでの選択肢で「支配人が酷い人で」か「やっと優しい人に会えた」で後の展開が少しだけだが変わる。

いずれにしてもダイアナに励まされるのではあるが、「優しい人に会えた」を選ぶと「まあ、それはかわいそうに。でも私はあなたの味方になりますよ。」と励まされる。「元気を出してがんばってください。」と励まされる。

セントラルパークにあるサニーサイドの家に寄り選択肢にもよるが「何か僕にも出来ることはありませんか⁉︎」と言われるとサニーサイドは「すぐに日本に返そうとしたけど人出不足と時間がかかるのでね、モギリと雑用係でどうだい⁉︎嫌なら嫌でいいけど。」と言われ新次郎もただでは引き下がるわけにはいかないから、「なんでもやります!」とシアターに向かう。

そして朔日に邪魔者扱いされたサジータにおちょくられると選択肢次第だが、「みんなの役に立ちたいんです」をチョイスしても「それくらいわかってますよ」とキレる以外は信頼度は下がらない。

いずれにせよ同じ雑用係であるジェミニと雑用をすることになり、そんなジェミニが致命的なミスを冒した時に的確に行動して事を未然に防げるかで少しだけ評価が変わる。

そして、ジェミニの部屋に寄って色々雑談しているといきなりラチェットから辞令が下り「出撃しなさい‼︎」と新次郎に出撃司令が下る。

そして、新次郎は紐育華撃団星組の一人として出撃する。
そして、ザコは蹴散らすがボスが現れた時に…。

これ以上はネタバレなので詳しくは言わないが、ラチェットに代わり隊長移譲を任ぜられた新次郎の新しい闘いが始まった。

隊員の気持ちを理解するために奔走したり様々に襲いかかる敵を倒したりして戦う。
そして、最大の敵が立ちはだかる。

作品としての評価は主人公交代などでかなり評価は下がり売り上げも落ちた。
しかし作品としては評価されてもいい。
OVAはゲームで描かれなかったエピソードが描かれていたが、これをゲームに入れたらもっと評価は変わっていたかと思う。

以降はシリーズが停滞し、2007年にニンテンドーDSで『君、あるがために』という三国の華撃団のコラボRPGを発表してからは作品を広井王子は発表しないままに終わる。

その間にセガがサミーと合併したりサクラ大戦パチスロ化したりとか、サクラ大戦グッズを扱う浪漫堂やサクラカフェが閉店したりとまさに冬の時代に入った。

その間に作品に対して愛情を失い離れてしまう人、かけ離れた世界に行った人、などファンはかなり散って行ったりはしたが、俺はサクラ大戦の作品愛は変わらない。

新作も期待したいが、作品世界の良さとそれに対しての愛情は失ってはいない。
夢への思いを大切にしたい、作品愛は永遠であると言う気持ちは揺るぎはない。

だからこれからもサクラ大戦のファンはやめないしやめる気もない。
今後も何らかの形を変えてもサクラ大戦への思いや気持ちやそのテーマ性は受け継がれて行く事だろう。

そして今考えている物語にもその作品思想は形を変えても受け継がれていくことだろう。
カラオケでサクラ大戦の関係曲が入っていたら絶対歌うのも作品愛は変わらないと言う気持ちだ。