franky202's diary

徒然なことを徒然に書くブログ

一回つけられたイメージは中々抜けない

例のようにニチアサを見ていたら仮面ライダードライブで、かって仮面ライダーだった魔進チェイサーのチェイスをどうにかする話だった。

進ノ介はなんとかチェイスに正義の心を取り戻して欲しいと考えるが、剛は「チェイスに心なんてない!」と容赦無くチェイスを倒そうとする。

しかしチェイスは途中でパワーアップし、マッハでもドライブでも敵わなくなってしまう。
そしてドライブは禁断の力を解放して立ち向かうというところで続きになる。

果たしてチェイスは仮面ライダーだった頃の心を取り戻すのだろうか⁉︎

続いて見た『GO!プリンセスプリキュア』はついに三人目の天ノ川きらら(CV山村響)=キュアトゥインクルが加わり、ただ戦うだけでなくプリンセスの資格とも言えるグランプリンセスに相応しいようになるための努力が描かれる。

グランプリンセスの資格とは、強く、優しく、美しくであるらしい。

敵組織のディスダークは前回クローズ(真殿光昭)の失敗続きで呼び戻したディスピア(榊原良子)が失態を責めるのであるが、ディスダーク三銃士の最後の一人のロック(甲斐田ゆき)が今回は出撃する。

ディスダーク三銃士のクローズは真殿光昭、ゲームのアトリエシリーズの常連で黄昏三部作ではガラクタもとい秘宝好きの商人ハリー・オルソンで有名である。

シャットはやたらナルシストでCVは日野聡、おいおいアトリエシリーズの声優と、一騎当千の声優が敵味方に分かれているじゃないか。

日野聡は確か『一騎当千』のアニメでは周瑜公謹役で、孫策泊符役だった浅野真澄とは共演している。幼馴染みで。

浅野真澄が海藤みなみ=キュアマーメイドなので敵味方になる。
山村響も『エスカ&ロジーのアトリエ』でエスカを育てたオートマタのクローネ役で、ハリーとの絡みはないものの敵味方に分かれている。

まあ、手を変え品を変えだな。

そう言えば恒例の『プリキュアオールスターズ』ではなんと久々に『フレッシュプリキュア!』の敵組織ラビリンスの三幹部の一人であるイースが復活するらしい。

久々にイース復活でTwitterでトレンドになっていた。
イースは確かキュアピーチ桃園ラブ(沖佳苗)とのガチンコ勝負に敗れ、心を取り戻そうとした時に定められた寿命が尽きて一旦は死に、新たなるアカルンの力でキュアパッションに転生した。

一旦は躊躇っていたもののラブたちの説得と心づくしで仲間となり、最後まで戦う仲間となった。

だからイース東せつな(CV小松由佳)の心の一部であり、転生した時になくなったもう一人の人格である。

しかしみんなはキュアパッションとしてでなくせつなをイースと認定してずっとその目で見ているんだなと思った。

日本人は一度つけたイメージを絶対に記憶して忘れてはくれないからな。

つまり一回は悪人と印象付けたらずっとその目で見られるということである。

多分仮面ライダードライブのチェイスもあの後どうなるかは知らないが仮面ライダーの力を取り戻しても魔進チェイサーのチェイスと記憶されてしまうだろうな
やはり。

一度つけたレッテルを剥がしてはくれない日本人の困った一面があるだけに。

だからワンパターンが通用するのだと思う。
男はつらいよ』の寅さんこと車寅次郎(渥美清)も男が既にいる女に惚れてその都度最後はつらい思いをするのを延々と繰り返す。

海外なら考えられないワンパターンの、『サザエさん』(原作長谷川町子)が46年も続くのもそれだし。(最近は流れを変える動きは見られるが)

だから『スーパーマン』初代のジョージ・リーヴスはあの昭和天皇がファンレターをくれた程だから日本ならばそれで食えたパターンだった。

初代ターザンのジョニー・ワイズミュラーも日本ならばターザンで食えた。

最近飛行機で事故って怪我をしたハリソン・フォードも『インディー・ジョーンズ』のイメージが抜けないだろ⁉︎

大阪在住のビリー軍曹もビリー・ズ・ブードキャンプのイメージが抜けないし、
同じく大阪在住のスティーブン・セガールも最近はリアルドラえもんだし。

妻夫木聡=泣くのイメージもついてしまったし。『天地人』ですぐ泣く直江兼続
や、『涙そうそう』で鼻を抑えながら泣くのもあるし。

一回つけたイメージやレッテルはずっとついてまとうのは、『サルまん』(竹熊健太郎相原コージ著)のペンネームの付け方で、相原がアミーゴ寺橋というペンネームを言うと竹熊に「なんだそのペンネームは!」と殴られてしまう位だし。

竹熊健太郎はその昔『乳首吸蔵』というふざけたペンネームで偶々受かってしまった黒歴史もあるしである。(失敗例のネタにしてはいたが)

確かにそうだ。池上遼一が池上ブーならイメージ台無しだし、高橋留美子が岩清水トメならあんなにメガヒットにならなかっただろうし、鳥山明チキンジョージならあんなに売れなかっただろうし、
一回つけたイメージは大切なんだなあ、日本に於いては。

一生ものになってしまうからなあ。