嫌味を言われる泊進ノ介、この嫌味を言う上役はかなり悪い奴なのだが後でそれは話す。
悩むチェイス(上遠野太洸)自分のあり方に悩み、どうしていいかわからない。
やっぱり悪の華は仮面ライダーには必要だなあ。最近は若返った感はあるが、元祖は『仮面ライダーBLACK』の大神官ビジュムや続編のRXのクライシス四大将軍の諜報担当のマリバロン(高畑淳子)だし。
チェイスを説得しようとし、進ノ介に襲いかかるブレン、「また戻って来い」と言うがチェイスはそこでの判断を躊躇ったために進ノ介がドライブにならずに剛がマッハになって応戦する。
尚、この時に進ノ介は右手を骨折してしまう。
例の上役にかなりの嫌味を言われて返す言葉もない進ノ介。まあ、いた仕方ない敵を未然に防げないどころか負傷したのだから。
「俺はどうすればいいんだ!」と悩むチェイス、ハートが「戻って来い」と言うがそれにも煮え切らない態度を示す。
何かがチェイスの中で変わりつつあるのか⁉︎
剛は霧子にチェイスとの関係を「機械人間とのラブロマンスなんて真っ平御免だぜ!」と釘を刺す。まあ、剛にはチェイスに心などないと思うしそんなチェイスとの関係を引きずり霧子に対して言い切った意見であろう。
しかしチェイスと霧子の関係なんて当人二人にしかわかりようがない。
そんな事はお構いなしに襲いかかるロイミュード、剛がマッハに変身し応戦するが凄まじい力で叶わない。
進ノ介はドライブに変身しようとはするが。
やはり骨折の痛みで変身出来ない。剛がマッハの変身が解けてしまい、霧子がロイミュードに立ち向かうが、生身の婦人警官の手に負える敵ではない。
霧子はロイミュードに突き落とされ、あわや!という時になんと!チェイスが現れた。
すんでの所で霧子を救ったチェイス、理由はわからない。なぜここに来たのかもわからない。
全てはあの雨の日の時と同じだった。ロイミュードに襲われる霧子をチェイスが救ったあの日雨の日のように。
そして、チェイスは変身する。魔進チェイサーとしてでなく、仮面ライダーとして。
理由はわからない、しかしチェイスの心は戦わねばならないという気持ちがあるのは確かである。誰のために戦う⁉︎それは霧子のために⁉︎答えはよくはわからないが。
仮面ライダーチェイサー、第三の仮面ライダーである。明らかに目的を持っているわけではないが変身して戦うことになった。
ロイミュードと戦う仮面ライダーチェイサー、銀色が目立つデザインはかってのシャドームーンに被る。
自我を持たないというかゴルゴムに洗脳され創世王の操り人形に過ぎなかったシャドームーンと自我を持つチェイサーとはまるで立場が違うが。
武器はデカい斧のチェイサー、斧を武器にした仮面ライダーっていたかな歴代に⁉︎斧を武器にしたヒーローは『バトルホーク』(1976年)しか思い浮かばないのだが。
斧を一閃し、ロイミュードを倒す仮面ライダーチェイサー。やはり斧は破壊力は抜群だ。
戦った後に進ノ介の「一緒に戦おう」の言葉を遮っていずくともなく去るチェイス、やはり何か釈然としないものがあるのか。
進ノ介は今回の事件の犯人を逮捕。しかし快く思わない例の嫌味な上役がいた。
この苦虫を噛み潰したような顔、明らかに悪い奴の現れである。
後にこいつは悪の黒幕と繋がっていることが判明する。まるで警察と暴力団との癒着関係みたいな描写でリアルだ。
今回はなんと、ドライブの出番がまるでない回だった。進ノ介負傷のせいでもあるが、こんな回は珍しい。
そして霧子と進ノ介であるが話はチェイスのことか。にしても霧子のスカートミニ過ぎじゃないか⁉︎
あまりに内容が濃かったので、終わった後何を見たか朧げでわからない。
木曜日にNHK第一ラジオの昼の番組の、『山田まりやの午後のまりやーじゅ』に14時5分から仮面ライダーBLACKとRXで南光太郎として二期主演した倉田てつをがゲストに出演したことで締めよう。
出てくる前に何と『仮面ライダーBLACK』の主題歌が流れる粋な計らい。倉田てつをのお世辞にも上手いとは言えない歌が流れてパーソナリティも「引いてしまったんですけど」と言われる。
しかし倉田てつをはそれには構うことはなく、当時の話やインドネシアの特撮ヒーロー番組の『ガルーダの戦士ビマ』に出演していたことと、(プロデューサーが大のBLACKファンだったらしい)あわやもみくちゃにされそうになったことなど、キカイダーや01が流行してハワイでもみくちゃにされた池田駿介と同じような事態になったことを話していた。
向こうでもBLACKやRXが放送されていたみたい。それが高視聴率だったらしい。
そして、再び南光太郎を演じることになったことや、NHKの朝ドラ『君の名は』の後宮春樹役の話などもしてくれた。
一番キモだったのは、自らがオーナーを務めるステーキハウス『ビリー・ザ・キッド東陽町店』で本人が週末は自らが厨房に立ちステーキを焼いているという、本人からのお話があったことだ。
これは間違いない。本人ラジオで言ったんだから。後は息子で俳優の柿本光太郎の話が少しあった。
元々倉田てつをの本名の姓は柿本だったらしく父は鉄工所を営んでいたらしい。じゃあ高山という姓は何故⁉︎という謎は残ったが。
仮面ライダーのオーディションがなければ父は彼を自衛隊に入れる予定だったらしい。しかし、父の知り合いに東映の関係者がいてそれでダメもとでオーディションを受けたらしい。
自衛隊に入る代わりに仮面ライダーBLACKに主演、しかも一話の撮影にひと月かかった話とか、主題歌まで歌うことになり、かなり苦労した話をしていた。
パーソナリティが「でもあまり上手くないですよね」と言うと倉田てつをは「あの歌難しいんですよ。嘘だと思ったらカラオケで歌ってくださいよ。」と言う。
俺は一人カラオケで毎回仮面ライダーBLACKの主題歌を歌うけど倉田てつをの言う通りにかなり難しい。
アーティスト向けに作曲されているために。作詞は阿木燿子、作曲は宇崎竜童。EDもそうだがそれは別の歌手が歌唱している。BLACKの世界観がわかるEDである。
倉田てつをは主題歌の他にBLACKでは『オレの青春』(作詞石ノ森章太郎、作曲渡辺宙明)や、RXでは『黒い勇者』も歌唱している。
フランクに聴いたらお世辞にも上手いとは言えないが興味がある人は聴いて欲しい。