仮面ライダーゴーストちょい設定を紹介

10月4日から放映の『仮面ライダーゴースト』の設定を少し紹介する。
仮面ライダーゴーストに変身する天空寺タケル(西銘駿)はなんと、いきなり命を落とす。つまりいきなり死ぬ。

なんという設定だ。平成仮面ライダーはそれまでは劇中で一度死んだクウガの例はあるが、いきなり死ぬとは改造人間だった時代の仮面ライダーシリーズ以来の設定である。

確か死んでしまってから仮面ライダーになったのは『仮面ライダーX』(1974年)の神敬介(速水亮)以来である。
後番組のアマゾンの山本大介(岡崎徹)も一度命を落とした(劇中ではその表示はないが恐らく)が瀕死の長老バゴーに改造され、催眠暗示をかけられてゲドンに追われながら日本に不法入国するところから始まる。

話を仮面ライダーゴーストに戻すと一度は命を落としたタケルが99日と言う限られた日々の中で15の眼魂(アイコン)を集めないと二度と蘇らないという些かハードな設定を組み込んである。

その中には古今東西の世界の偉人や様々な力を持った眼魂が存在する。

しかし余命99日って『鉄人タイガーセブン』みたいなハードなことをするなあ。
まあ、鉄人タイガーセブンは滝川剛(南城竜也)に埋め込まれたのはミイラ蘇生用の人工心臓SPで、仮の心臓のために半年しかもたなかったが。(あくまでも研究用のかりそめの心臓だからねえ、どうすることも出来なかったらしい)


内容も陰惨で重苦しく、救いがない上にいつも「お前は肝心な時にいつもいない」と北川史郎(達純一)からぶん殴られていたし。高井戸博士(中条静夫)率いる高井戸研究所がムー原人の存在を話しても政府や警察が相手にしないばかりか狂人扱いだし。

ムー大帝率いるムー帝国(ムー原人の怨恨の塊)からなんとかそれを滅ぼすものの、余命いくばくもない剛は最後仲間に正体をバラしたあと消えてゆくという全編にわたって救いがない作品だった。

いきなり主人公が命を落とすのは川内康範氏の最後の特撮作品『正義のシンボルコンドールマン』の主人公の三矢一心(佐藤仁哉)がネバダ砂漠まで要人暗殺犯を追ってきたところにキングモンスター族の一人が現れ、タバ老人(井上昭文)と共にドラゴンコンドルの卵を守った一心がモンスター一族に攻撃され命を落とすというのがあり、瀕死のドラゴンコンドルから蘇生の儀を託されたタバ老人が、蘇生の儀式を行い焚き木の中に一心の遺骨を入れ、そしてその中に孵化したドラゴンコンドルの幼体のゴールデンコンドルが飛び込んだ瞬間、コンドールマンになるという、改造人間とは違う蘇り方である。

しかしいきなり主人公が命を落とすという平成仮面ライダーにはいままでにない設定と寿命が限られているというのは中々にナイスな設定である。
勿論今回の敵である眼魔も眼魂を狙っていて、互いに奪い合いになるという図式になる。

寿命が限られているならば昔に見た『ミラクル少女リミットちゃん』(1973年)を思い出すなあ。(古すぎて知らないならすみません)瀕死の重傷から父親にサイボーグに改造された女の子で超能力を使うという。
内容はエヴァや、まどかマギカの先駆けみたいな内容だったし。
いずれにせよ親御さんのサイフピンチになりそうな仮面ライダーである。