『魔女っ子メグちゃん』(1974年)
前作の『ミラクル少女リミットちゃん』があまりにも内容が重過ぎたために制作スタッフが、反省を生かして超能力から魔法に変えて制作した。放映は前作と同じNETである。
前作の反省を生かし明るい作風にしたのだが、内容はかなりエロ要素が含まれているってかエロい。
前川陽子が歌う主題歌からしてそれは伺えたが
内容自体もパンチラは当たり前、ブラチラや、バスト丸出しの(まんまじゃないが)あり、よくこれがゴールデンで許可されたなと言う内容である。
神崎メグを演じたのは前作で金持ちの生意気なお嬢様役だった吉田理保子(1949-)
役柄にぴったりハマっていた、怒りん坊だけど情にもろいメグを熱演した。
しかし周りがエッチで、人間界での弟はまんま変態レベルである。
対するライバルは郷ノン、クールで知的なキャラで人間を見下した感があるが、それは自分の能力に自信があるからであり、決して冷酷ではない。つかせのりこ(1945-1989)が今で言うところのツンデレ的キャラを演じていた。
この二人の魔法界の女王をかけた戦いも作品の見どころではある。
これはノンがメグを助ける場面、これを見ると本当は優しいところもある。
だが普段は知性が勝ってるからつれない態度でそれを見透かされないようにしているんだな。まさにツンデレの元祖。
最終回は魔法界の試験なのだが、メグを探した妹を気にかけたメグが人間界に探しに行くために「試験は明日なのよ!」とノンがつれ戻すと言う内容だった気がする。
問題は解決したが、魔法界は二人を不合格に。
理由は、メグは『人に情けをかけ過ぎる』
ノンは『人間のことを知らなさ過ぎる』で二人は再び人間界で修行し直すと言う元の鞘に収まったラストだった。
しかし今なら放送不可、かなりエッチなんだもの、嘘だと思うならyoutubeに映像つきの主題歌がアップされているから見るといい。
リアルタイムで見ていて恥ずかしかったものエッチ過ぎて。
まあ、この作品から見たら『魔法つかいプリキュア』がお遊戯みたいに見えるのは時代が違うから仕方がない。
ついでに次回作の『キラキラ☆プリキュアアラモード』の声優が決定した。
宇佐美いちか=キュアホイップは美山加恋、かっての子役で草彅剛主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で凛ちゃん役を演じていた。
今はきちんとした女優である。
有栖川ひまり=キュアカスタードは福原遥、本業はモデルであり歌手。
立神あおい=キュアジェラードは村中知、やっと本業の声優、少年役が多く、作中でもバンドの ボーカルである。
琴爪ゆかり=キュアマカロンは藤田咲、初音ミクの声ベースの人、3度目の挑戦で漸く合格。
剣城あきら=キュアショコラは森なな子、元宝塚の男役である。外見宝塚の男役みたいだと思ったら本当に宝塚の男役を当てて来た。
妖精のペコリン役はベテラン声優かないみか
やはりと言うかサクラ大戦声優当てて来た。
こちらの予想を見事に裏をかいた抜擢に斬新さが窺える。
王道パターンのサクラ大戦声優は必ず当ててくるのね。
まあ、始まってみないとわからない。絵と声が連動したら違和感は感じないんじゃないか。