『魔法つかいプリキュア!』は実質上は49話で物語は終了した。『終わりなき混沌』の原因であるデウスマストを宇宙の彼方に追いやり全ては終わった。
しかしそれは魔法界とナシマホウ界が別れるとき、つまり朝日奈みらい(cv高橋李依)とリコ(cv堀江由衣)が別れるときでもあった。
二人はお互いの再会を約束し、「キュアップラパパ!」とお互いに魔法をかけて別れた。
それから四年、みらいは大学生になり、思い出の樹の下で魔法をかけた、するとリコが現れた四年前の約束である再会を果たしたのだ。
おまけにはーちゃん(cv早見沙織)も現れ、普通のぬいぐるみに戻ったモフルン(cv齋藤彩夏)がまた喋れるようになっていたが細かいことはこの際言わない。
リコは魔法学校の教師になっていた。みらいは「リコ先生の授業を受けてみたいなあ」と言っていたが、魔法つかいで劣等生だったリコがそこまでに立派になっていたか。
みらいたち三人は思い出のスイーツであるイチゴメロンパンを食べながら当時を思い出すと言う後日談的な最終回であるが、はーちゃんが魔法をかけてみらいとリコを14歳に若返らせた。
はーちゃんは宇宙で祈り続けているらしい。それが何なのかはわからないが。
そして魔法学校で学んだ時のような気分に浸りながらイチゴメロンパンを食べようとしたのもつかの間、何者かがイチゴメロンパンや他のスイーツを吸い取りおまけにはーちゃんの杖まで吸い取ってしまったから大変‼︎
21話までの敵のドクロクシーの残滓から生まれたドクロムシーの仕業だ。
逃げるドクロムシーを追って三人は空間に飛び込むがそこは懐かしい魔法界‼︎
みらいは魔法界をなつかしがるも魔法学校も大変なことになっていた。
ドクロムシーのスイーツ独り占めは魔法学校や魔法商店街にも及び全てのスイーツが奪い取られた。
なぜこのようなことになったのかを校長先生(cv内田夕夜)と考えていたらリコの生徒になっていたバッディー(cv遊佐浩二)が「それはヤミーの仕業では⁉︎」と話す。
「ヤミーって闇⁉︎」とリコは頓珍漢な回答をするが、バッディーは「闇ではなくヤミー」
その意味をみらいは「なるほどヤミー、英語で美味しいって意味だね」と正解を言う。流石大学生。
「ドクロクシー様は甘いものが大好きでした。しかしある日虫歯になってしまいその虫歯はヤモー(cv高戸泰弘)が抜いたのですが、あのヤミーはその虫歯から派生したものではないかと」
バッディーはあのヤミーがスイーツを奪いまくる理由を話す。
とりあえずこのままではどうしようもない、三人はヤミーを追う。
やはり魔法界のあちこちで混乱が起きており、それを見たヤモーはヤモリの姿から元に戻る。
ヤミーにドクロクシーの姿を見て喜んだのだ。いつしか自分が抜いた虫歯だとは知らず。
ヤミーがあちこちに逃げ回るためにまた空間に投げ出された三人。
みらい「ここはナシマホウ界⁉︎」
リコ「あんなところにお店なんてあったっけ⁉︎」
モフルン「甘いにおいがするモフ」
『KIRAKIRA』と書かれた店の中から現れたのは一人の少女だった。
「いらっしゃいませ!特製スイーツはいかがですか⁉︎」
この少女こそ次回作の『キラキラ☆プリキュアアラモード』の主人公、宇佐美いちか(cv美山加恋)である。
みらいは「今特製スイーツって言いました⁉︎」と言って結局三人はKIRAKIRAの店内に入る。
リコ「素敵なお店ね」
いちか「ありがとうございます」
その時にいちかはみらいが持っているモフルンを目ざとく見つけて「まあ、かわいいぬいぐるみ」と言う。鋭い‼︎
みらい「モフルンって言うの」
いちか「モフルンって言うんだ。よろしくね」
とぬいぐるみのふりをしているモフルンに挨拶する。
しかし、はーちゃんの空腹が限界だったためにお腹の虫がなってしまう。
はーちゃん「お腹が空いた」
するといちかは「お腹がすいた、かわいいぬいぐるみ、キラッとひらめいた‼︎」
と、即時にひらめいたのか厨房に走り三人のためにスイーツを作る。
「レッツラクッキング‼︎」手際よく材料まで用意してある。これは手慣れてるな。
しかしどういう理屈だ⁉︎深いことは考えないでおくか。
「お待たせしました、お茶淹れて来ますね」
といちかは三人に特製スイーツを振る舞う。
それは『モフルンのケーキ』あまりの出来栄えにリコは「なんだかもったいないわね」
みらい「モフルンのケーキ!かわいい」と言う
しかしはーちゃんは委細かまわわず「いただきまーす」とバクバク爆食しているために二人もつられて結局は食べてしまう。
いちか「お待たせしました、お茶淹れて来ました」
三人「ごちそうさまでした〜」
いちか「早っ‼︎」
ナイスツッコミだいちか。
三人はKIRAKIRAの前で「特製スイーツごちそうさまでした」と言う。
いちかは自己紹介する「私、宇佐美いちかって言います。
みらい「へえ、いちかちゃんって言うんだ」
リコ「今日の特製スイーツ、イチゴメロンパンと同じくらい美味しかったわ」
いちか「イチゴメロンパン⁉︎」まあ、世界観が違うから知らないのは仕方ない。
みらい「イチゴメロンパンはみんなの思い出のスイーツなんだ」と、リコとの出会いからはーちゃんとの再会など思い出が詰まったスイーツであることをいちかに言う。
いちか「私もみんなの思い出に残るスイーツを作りたいと思っています。また食べに来てくださいね‼︎」と宣伝までも三人にしている。接客慣れしているとみた。
次期ヒロインにふさわしい感じだ。美山加恋の演技も自然さが伝わっていい感じ。
三人は箒に乗って空を飛びながら「こうやって色々な人たちに出会って…」などと感慨に浸っているのだが、そこにまたヤミーが暴れているのを見る。
しかもヤモーまでついていて最後の苦戦を強いられる。
そのどさくさにチクルンまでいてなぜかはーちゃんの杖を持っていた。
態勢を立て直した三人はこう言った、やはり女は怖い。
「イチゴメロンパンのうらみは恐ろしいのよ‼︎」
と三人は最後の変身をする。まあ、四年ぶりに
変身したわけだし。
しかし変身してもヤミーの前に苦戦し、逃げられようとした瞬間に待ったをかけたものがいた。
キュアホイップ、いちかが変身した姿だ。
「みんなの思い出のスイーツを奪うなんて許せないんだから‼︎」
いち早くデビューである。
三人「あれは⁉︎」とまあ一回は振り向くのだがコケて身動き出来ないヤミーを浄化すべく三人は必殺技で浄化しヤミーの虫歯を治す。
チクルンが「おいらのハチミツをやるよ」と、ヤモーに手渡しヤモーがヤミーにハチミツを飲ませる。するとヤミーが幸せを感じる。
全ては解決した、ヤモーは借りができたことを感謝した後「私はドクロクシー様に尽くします。いつか会うときもあるでしょう、その時までオボエテーロ」とヤミーと共に魔法界に去る
そして、三人が振り返ったときにはキュアホイップはいつしか姿を消した。
イチゴメロンパンの話を聞いてやって来たのと騒ぎを聞きつけて変身したのだろう。その手にはイチゴメロンパンがかなり下げられていた。しかし幼い顔して出るところは出てるのね。
その後三人はイチゴメロンパンを食べて色々なことを思い出したあと、なぜか魔法の馬車に乗り街の人々にイチゴメロンパンを配って回る。
魔法界では様々なお告げが来て校長が「なんじゃと〜!」と混乱しまくっていたが。
しかし、三人の未来は開けていると言う話で締めくくられ終わる。
その時流れたのは初期のOPである。
そしてED終了後キュアミラクルから挨拶がありそれは普通なのだが上からキュアホイップが落ちて来ると言うちょっとした変わった引き継ぎになる。
そして改めてキュアミラクルの前でキュアホイップは挨拶して、お約束の魔法の呪文を二人で唱えて引き継ぎは終わる。
しかし次回作の主人公が最終回に出るって平成ライダー的要素だよな。違うのは援護をしたことだけど。
次回作は絵柄がシンプルになった感じになり、ギャグ顔などが出たりするなどどことなく、『ハートキャッチプリキュア!』っぽい要素が出るのだが二作は少女漫画的な絵柄だったために変えて見ましたと言う感じなのだろう。
しかし妖精ペコリンはまた『サクラ大戦3』のシー・カプリスのかないみかである。
まあ、3のシーはスイーツ作りが好きなメイドであり、シャノワールの売店担当だったり、レビューの司会だったりとかしたし、これも何かの縁だろう。
長老が水島裕なのが時代を感じるがまあ、これから敵はどんなのが出るかは期待、うえだゆうじが悪役なのはわかっているが。