来年2020年は第二次東京オリンピックである。
その準備のために都内あちこちで用意がされていて、場所は臨海部を含めた場所で行われる。
2025年には第二次大阪世界万国博覧会が開催される。場所は埋立地である夢洲である。
行われるのはいいのだが、果たしてそれは日本にメリットを与えるのか?些か疑問符が付く。
前に行われた東京オリンピックは1964年(昭和39年)大阪世界万国博覧会は1970年(昭和45年)
この頃の日本は高度成長期の中にあり、国の力もあり、マンパワーがハンパなかった。
みんながエネルギッシュであり、前を向いていた、ちょっとしたことでは動じなかった。
さて、現在の日本はと言えば、国は借金だらけで消費税なるものが存在するくらい貧乏で、虫喰い状態の日本政府。
景気は回復せず、地べたを這いずったまま、少子高齢化、介護問題、家庭内での児童虐待が絶えず、みんなが前を向いておらずなんだか揚げ足の取り合いや粗探しばかりしている。
マンパワーがかなり落ちており、相撲もモンゴル人や、競馬も外国人騎手が常に勝つと言う、「外国人には美味しい」事態になっている。
エネルギッシュどころかむしろ脱力、ひ弱な人間も多くなった。
ちょっとしたことの我慢すら出来ない、まさに鶴田浩二の『傷だらけの人生』の歌詞である。
「何から何まで真っ暗闇よ筋の通らぬことばかり
右を向いても左を見ても馬鹿と阿呆の絡み合い
どこに男の夢がある」
まんまそれ、50年生きて別の時代を見てしまうとは全く想像だにしなかった。
だから今オリンピックだ!万博だ!と言ってもどれだけ日本に儲けが来るのか?メリットはあるのか?と言う疑問符ばかりが思いつく。
まさか終わった後は廃墟しか残らない祭りの後は廃墟だらけで更に負債がでかくなる可能性は強い。
得より損がでかければやらない方がいい的な感じなのが正直な感想である。
ヨーロッパでも破産したイタリアや、ギリシャの例を見ても日本がああなる可能性は高い。
更に高度成長期のような上がり目や、当時の人々が持っていたマンパワーがない。
ネットでの言いたい放題は日本が凄まじいが、中身がない、根拠すらあやふやだ。
本当にやる意義あるのか?引かされたのは貧乏クジではないのか?まさかキングボンビーが日本に降りてきて万年不況を齎すならばこれらのイベントはやるべきではない。
分かっていて貧乏クジを引いたなら日本はヨーロッパ諸国の罠にはまってしまった感がある。
まあ、決まってしまったからには取り消しは出来ないが、個人的にはあまりメリットがないと判断する。
儲けより借り入れが多ければなんのためのオリンピックや万博だかわからなくなるからであるこれは警告でもあるし、起こりうる事態を想定しないといけない。
まあ、あまり良い方には向かないとだけは言っておこう。