新サクラ大戦を一巡目クリアした感想は「これはこれでアリだが何だかなんだか呆気ない」だった。
まあ、作り手も変わり変えたかったんだろうが、過去作に対しての敬意があまりない。
ストーリー展開にも無理がありすぎ、この辺りはやはり時代を感じた。
キャラデザは別に気にならなかったが、お話にやや物足りなさを感じた。作り込みが浅いと言うか。
アクションになったバトルも帝国華撃団花組の良さを活かしているとは言い切れず、必ず2人ずつしか
戦闘に参加出来ないと言う不思議があった。
これならあんなに隊員がいる必要性はあまりない
外国の華撃団も2人しか紹介されなかったのは、やはり基本二人で戦うのだろう。
だったら5人いる必要性はないのではないか?
あと、合体必殺技も特別条件を満たさないと発動しないと言う訳のわからなさもあった。
アクションがみんな得意なわけがないのだ、全ての戦いに天晴れでないとダメとか言うくくりはないだろう。
システムを活かし切れておらず、戦いにくい場面も多々ある。
元からアクション向けではなかったとは言えもう少し工夫出来なかったかと思う。
一言言わせて貰うと「そこそこは売れるがメガヒットする内容ではない」である。
豪華声優、豪華クリエイターを集めたが、シナリオがそれに伴っておらず、こういう不満があるうえにゲームとしてもイマイチ感が拭えない。
うーん、旧作のファンからしたらやはりシナリオもゲームも消化不良感が否めない。
WOLFも謎だらけで終わったし、結局夜叉に横山智佐を使った意味がわからない。
結局は本人ではなく降魔化していたわけだし、最後の最後に少しだけ出るが会話はなし。
良い面もあるにはあったが、『こんなものじゃないだろ?』感があった。
まあ、何度か周回プレイはするが、二巡目以降は何か良い所あるかも知れない。
しかしわずか6日でクリア出来る割には内容は薄っぺらかったかな?とは思う。
話数も少なすぎである。あれが限界ならセガは開発力が落ちたとしか言いようがない。
個人的にはやや期待外れ感が否めない。個人的にはもう少し盛り上がり感が欲しかった。
しかしもう一度やれば良い所が見つけられるかも知れない。
作品の出来不出来はそこで判断したい。