まあ、こいつに『新サクラ大戦』はぐちゃぐちゃにされて改悪され原作レイプされたようなものである。
まあ、ゲーム概要は詳しくは書かないが、冒頭からの三都華撃団消滅とか、一本道しかない出だしとか、色々と破綻した始まり方からしてアレな気はしたが、本編を始めたら穴だらけのストーリーだった。
まあ、つらつらとは書かないが、上海リンチ事件とか、女と女の拳の殴り合いとか色々酷くて『龍が如く』と間違えているんじゃないか?と思える描写もあった。
まあ、冒頭のエグゼクティブプロデューサーだった名越稔洋(1965-)が『龍が如く』シリーズを制作していたから作風入ったんだろうなぁ。
まあ、個人の癖というのは簡単には消えないし、『サクラ大戦シリーズ』を知らないから出来たことだと言える。
知っていたらあんな演出は出来ないってかやらない。
まあ、最初はサクラ大戦の主題歌である『檄帝』まで変えようとしたくらいだから余程「知らねえんだもんサクラ大戦」なんだなあ。
まあ、昔の恩を忘れた元仮面ライダー俳優倉田てつを(1968-)に近い匂いを感じる。
うーん、黒いところは似ている、作品愛のなさとか二人とも共通している。
まあ、セガの場合は名越の暴走を止められるほどのスタッフがいなかったのもある程度仕方ないのかも知れない。
まあ、そんな作品が売れる筈もなく豪華声優を使ったにも関わらず売り上げは予想以下に留まったまあ、退いた旧作ファンもいただろうし、キャラデザが酷かったのもある。
メインキャラ原案が藤島康介から久保帯人と言うのも敗因だと思う。
まあ、各国華撃団でキャラデザが違うとか色々と間違えたところもある。
グラフィックもPS3並みのしょぼさだったのも、「やっぱ辛えわ」と言う原因にもなった。
バトルもARMS戦闘シミュレーションから無双系アクションにしたことで、沢山の隊員が必要性がなくなったと言うのも痛い。
そう言う風に作られていたのを捻じ曲げた結果がこうなった。
まさに原作を知らない原作レイプである。リスペクトのかけらすらない。
スタッフも大分変わったし仕方ないのかも知れない。
それでもってストーリー破綻の尻切れトンボみたいな終わり方だからトータルの点数は低くせざるを得ない。
以前オレは60点も評価したが名越の壊しぶりとかを見たら30点に下げざるを得ない。
-30点は原作リスペクトせずに滅茶苦茶で尻切れトンボみたいな終わり方のストーリーや意味不明な幻都の設定などもある。
まあ、どうせなら旧華撃団は引退し、新しい華撃団が世代交代したというならば百歩退いても何とか納得出来たと言うか出来た。
そう言う方の方が良かった、新なんだからそうあるべきだった。
下手に三都華撃団消滅みたいな設定は要らなかった、あの設定はセガのスタッフが既に考えておりストーリー監修のイシイジロウや、脚本担当の鈴木貴昭が書いた脚本はボツにされて書き直しをしたのは言うまでもない。
設定に合わせた脚本を書かざるを得なかったと言うのがつらい。
演出は開発がやるんだが酷過ぎた、全部に於いて酷過ぎた。
だから売れなかったんだと思う、こんな出来で大賞貰えるなんて日本のゲーム界も衰退したものである。
今のところ2作目を作ると言う話は聞いていないまあ、しくじってしまったからなあ。
ソシャゲの『サクラ革命』も大失敗に終わったしセガは黒歴史にしたいのではないか?
もし『サクラ大戦』と言うIPを再び眠りにつかせるならば他のメーカーに売って欲しいと思う。
自分ところで面倒見きれないならIPを譲渡して欲しい。
広井王子の私小説ともいえるサクラ大戦がレイプされたまま封印されてしまうのは忍びないからである。