読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

仮面ライダー改造比較論その2

先程は昭和一期ライダーについて書いたが今度は昭和二期目の仮面ライダーについて書いておきたい。
スカイライダーはタイトルは『新仮面ライダー』である。
ストロンガー放映終了後四年の空白を経て原点回帰としてまた仮面ライダーが帰ってきた。

今度は空を飛べるという斬新な設定を盛り込んだ。
主人公の筑波洋役には村上弘明が選ばれた。
ハングライダーで飛んでいる最中に何者かに襲われ重傷を負わされたのちネオショッカーの一員だった志度博士に改造され脳改造寸前に博士と共に逃亡した。

ネオショッカーは勿論1号のショッカーやゲルショッカーなどの残党や他の悪の組織壊滅後にまたしつこい大首領が興した組織である。

番組の関係上先輩ライダーも助けに来る事も多く、最後は怪獣の正体を現した大首領を倒す。
空を飛べるという設定はイマイチ生かされず、途中パワーアップと称して飛ばなくなる。何のための飛行能力かイマイチわからなかった。

仮面ライダースーパー1はその後を受けて放映された。
宇宙開発研究員沖一也(高杉俊介)は研究所でヘンリー博士(大月ウルフ)に改造手術を受ける。宇宙空間でも耐えられる様に。

これを聞いた悪の組織ドグマはヘンリー博士に協力を要請するが悪の加担を断ったために研究所を爆破され殺害される。
一也は這々の体で逃れたがなんと変身の仕方を会得しないまま脱出したために苦戦する。

後に赤心少林拳の修行を得てその極意で変身方法をマスターし、スーパー1に変身出来るようになった。スーパー1は用途により使い分け出来るファイブハンドや、体をメンテナンス出来るという至れり尽くせりの機能を持っていた。

その割りには視聴率は奮わず、放映枠がゴールデンタイムの金曜七時から土曜日のPM17時に変更されている。ドグマやその後のジンドグマを滅ぼした後に一也は宇宙研究員に戻り宇宙に旅立ち物語は終わる。

仮面ライダーZXは子供雑誌では雑誌展開はされてはいたが1984年の正月番組の『10号誕生、仮面ライダー全員集合』の一回ポッキリの登場である。
姉を悪の組織バダンに殺された村雨良(菅田俊)はバダンにより改造手術を受けて脳改造まで施される。

バダンの幹部候補生として訓練していたZXはある日訓練中に乗っていたヘリコプターが墜落し、村雨良だった時の記憶を全部思い出し、バダンから脱出する。
そして自分が脳以外は全て改造された事を知り愕然とし、バダンに復讐を誓う。

しかしバダン時代のライバル三影英介=タイガーロイドと対決したり、先輩ライダーに復讐のために戦うなと諭されてバダンの恐るべき計画を潰すために戦いバダンを滅ぼした。

これが昭和二期目である。視聴率的に苦戦した感はあるがまあ、それなりに評価はされている。そして二期目は大野剣友会がアクションをつけた最後のシリーズであり、平山亨プロデューサーが手掛けたシリーズとしても最後である。

そしてZX放映から3年後、これまでのスタッフを使わず新しい仮面ライダーを作ると言うコンセプトで企画された0号ライダーとして、仮面ライダーBLACKが企画される。
アクションも大野剣友会からJACへと変更された。

何故今迄のスタッフを一新し新しい仮面ライダーを制作したのかは、作者自身がペンネームを石森章太郎から石ノ森章太郎と変えた事で今迄とは違う物を作るというコンセプトの現れであろう。

主人公の南光太郎役は8100人のオーディションの中から高山哲夫が選ばれた。オーディションを受けた中には織田裕二や西村雅彦もいた。それらを勝ち抜いて抜擢された高山哲夫は芸名を倉田てつをと変えて南光太郎を演じた。

物語の初めはこうだ、19歳の誕生日の日に南光太郎は兄弟同然に育った秋月信彦(堀内孝人)と共に秘密組織ゴルゴムに拉致されそれぞれゴルゴム三神官により次期世紀王候補のためにキングストーンを埋め込まれ、世紀王ブラックサンとシャドームーンに改造手術を受けてしまう。

ゴルゴムの一員だった秋月総一郎の機転で光太郎だけは脳改造寸前でなんとか裸で逃げる羽目になるが信彦は手術中の傷が元で逃げ出せず、そのままゴルゴムに留め置かれた。

光太郎は脱出したのを追って来た怪人に襲われ変身し、仮面ライダーBLACKを名乗りゴルゴムと戦う事を余儀なくされるが、怪人のせいで秋月総一郎を亡くした。

以降、ゴルゴムが放つ怪人と戦い信彦の妹杏子や信彦の恋人紀田克美を守りながら信彦を奪還すべくゴルゴムと戦う。
そして終盤に信彦は現れた。しかし光太郎が知っていた時の信彦の人格は失われ、世紀王シャドームーンとして現れ、光太郎=BLACKに戦いを挑んだ。

『やめろ信彦!俺はお前とは戦いたくない‼︎』の光太郎の呼びかけも虚しくシャドームーンは容赦無くBLACKに襲いかかりサタンサーベルで一時はBLACKは死ぬ羽目になる。

その時に秋月杏子と紀田克美は危機から逃れるためにアメリカに去る。
一方死んでしまった光太郎=BLACKはクジラ怪人により聖なる海の洞窟に導かれ復活の祈りを受けて奇跡的に蘇生する。

そしてシャドームーンとゴルゴムに最終決戦を挑みシャドームーンとゴルゴムの創生王を葬りゴルゴムを滅ぼすも親友の信彦を奪還する事も叶わず、杏子や克美を守りきれずかって集った喫茶店キャピトラに寄った光太郎は四人と写った写真を見て戻らぬ時と虚しさが去来し、『みんな、さよなら』と言い残して去る。

深いドラマ性と兄弟同然に育った二人の悲劇的対決と南光太郎を演じた倉田てつをの人気のために続編が制作される人気となった。
仮面ライダーBLACKRXはゴルゴムを滅ぼし半年後、叔父の佐原俊吉(赤塚真人)の居候になりながら俊吉の会社でヘリコプターのパイロットとして新たな人生をスタートさせた南光太郎は『平和っていいなって思ってさ。』とBLACKの最終回とはうって変わったように明るい爽やかな青年に変化していた。

しかしヘリコプター操縦中に光る三本の杭が光を発してコントロールが不可能になり光太郎は同乗していたガールフレンドでカメラマンの白鳥玲子(高野槙じゅん)に脱出するように言うが「光太郎さんだけ脱出しなさいよ!」と言われ仕方なく『脱出するんだ‼︎』と一足先に光太郎が脱出し、玲子も脱出する。湖の上で。

そして陸に上がれば光太郎のヘリはそのままあって再起動したら動いた。
光太郎はその事を食事しながら俊吉やその妻唄子に説明するが信じて貰えない。その後玲子が来て撮影した写真が真っ白である事を訴える。『あの三本の杭だ‼︎』と光太郎はすぐに察する。

そして佐原家の長男茂が友達とコンビニで漫画を立ち読みしていたら漫画に出て来た骸骨の怪人が茂たちの自転車を盗んで逃亡した。「待て!チャリンコ泥棒‼︎」茂たちをはじめとする三人はスカル魔を追うがスカル魔はチャリンコを乗り捨て逃げた後、変な三本の杭を作り始めたと茂の通報を受けた光太郎は玲子をバイクにを乗せて現場に駆けつける。

スカル魔は今度は暴走族のバイクを転倒させて盗んで逃げた。そして、三本の杭でパトカーを浮かせる。それを受け止めようと光太郎がパトカーの下に行く。
あっ!とは思ったが光太郎は無事にパトカーの下から出てきて負傷した警官を救急車で運ぶ事を玲子に言ってスカル魔をバイクで追う。

やはりスカル魔は良からぬ事をしていた。そのスカル魔を止めようと光太郎は戦うが悉く吹っ飛ばされる。ならば変身しようとするがスカル魔が発した光の輪でBLACKに変身出来ない。
そうしている内に光太郎は空に浮かぶ不気味な物体に吸い込まれる。

それこそが怪魔界から地球を侵略しに来たクライシス帝国であった。
チャックラムにより目を覚まされた光太郎はクライシス帝国の幹部であるマリバロン(高畑淳子)やボスガン、ガテゾーン、ゲドリアンが自分を冷ややかに見ているのを察知し、『何のつもりだ⁉︎』と言って反抗するとマリバロンは「無礼な態度はゆるしませんよ。」と言うが光太郎は『冗談じゃないぜ!何様のつもりだ‼︎』と反抗すると「跪かないか‼︎」とマリバロンの妖力に押さえつけられる。

他の幹部が『こいつが仮面ライダーBLACKか。』『こんな奴に会うとかジャーク将軍は。そんな価値があるのかねこの男に。』と馬鹿にした様な事を言うとマリバロンは「将軍には将軍のお考えがあるのでしょう」とやがてジャーク将軍が現れ光太郎にクライシスの尖兵にならないかと勧誘する。

『我が怪魔界50億の民を移住させる。人類はみな滅ぼす』と言ったために光太郎は『冗談じゃないぜ!人類を滅ぼす奴等には死んでも加担するものか‼︎』とジャーク将軍に逆らったために外で拷問を受けても光太郎は『俺たちが欲しいのは人間が自由に生きられる平和だ‼︎』と叫んだためにこれ以上の説得は無理と判断したジャーク将軍によりBLACKの変身機能を破壊され、宇宙空間に投げ出される。

一時は死を覚悟した光太郎、しかし光太郎の体内に埋められたキングストーンが太陽の光を浴びて変身機能が復活すると共に新たなる進化を遂げた。仮面ライダーBLACKRXの誕生である。

光太郎がRXに進化した際に最終決戦で壊れたバイクのバトルホッパーも光を受けてアクロバッターに進化し復活する。
こうして、RXとクライシスの戦いは幕を開ける。

作中、RXは怪魔界でワールド博士と出会い、光の車ライドロンを開発するデータを貰いライドロンを制作したり、怪魔界に佐原家の長女ひとみが誘拐された時に怪魔界にひとみを追い、そこで敵の罠に嵌り偽物ではあるがひとみが死んだと思い悲しみの力でロボライダーに進化したり、霞のジョー(小山力也)という仲間を得たり、今度は茂も怪魔界に連れ去られ、霞のジョーと茂が処刑される羽目になりRXも地下に封じられた時に怒りの力でバイオライダーに進化したりと様々に進化し変幻自在ライダーとしてRXは巨大なるクライシス帝国と戦い、最後は先輩10人のライダーの助けも得てクライシス帝国を滅ぼし、旅立つ。

とまあ、ざっと昭和仮面ライダーについて書いてきたが敵に改造された仮面ライダーの方が味方が改造した仮面ライダーより強いというデータが出た。
やはり人間側の科学力はショッカーなどと比べると落ちるようだ。

V3は唯一ライダーによる改造だが、技術はショッカーの技術だったのは言うまでもない。V3はXの危機にも駆けつけてマーキュリー回路をXに装着するがやはりショッカーの技術だったのは言うまでもない。


BLACKもゴルゴムの技術だからなあ。RXに進化したのは本来はシャドームーンのキングストーンの月の石の光を受けて進化するところを太陽の光を経て進化したケースだったが。後にロボライダーやバイオライダーに進化したのは光太郎の感情からだしやはり敵の技術力は凄いという事か。