仮面ライダーシリーズの最終回

仮面ライダーシリーズの最終回は昭和と平成を合わせて20回近くある。
その最終回それぞれが必ずしも同じではない。
1994年から96年にかけて書かれていた怪獣VOW(宝島社)では一括りっぽくさせられているがめんどくさいから適当に書いたにすぎない。


仮面ライダーシリーズの最終回は様々なパターンに分かれる。
まず、一号や二号の『仮面ライダー』は、最終回にゲルショッカーを滅ぼした本郷猛(藤岡弘、)と一文字隼人(佐々木剛)は立花藤兵衛(小林昭二)と共に任務を終えてアメリカに帰る滝和也(千葉治郎)を見送る所で終わっている。

本郷と一文字は次作の仮面ライダーV3のために敢えてそのまま二話まで出演するために居残った。
ゲルショッカーに代わり現れたデストロンのきな臭い匂いを嗅いでいたのかも知れない。

結局二人は両親や妹を怪人に惨殺された後輩風見志郎(宮内洋)が一度二人に『僕を改造人間にしてください!』と頼むが改造人間の辛さを知る二人はそれを風見に味あわさせたくないために最初は拒否し、その後単身でデストロンのアジトに潜入した風見が後を追って来た本郷と一文字を庇い改造人間破壊光線を浴びたために瀕死の重傷を負ったためにやむなく一号と二号が改造手術し仮面ライダーV3が誕生した。

最初は両親や妹の復讐心のためにデストロンと戦っていた風見は沢山のデストロンに酷い目に遭わされた人々などを見て復讐ではなく平和を守るためのヒーローとして成長していく。
だから後半出てくるライダーマン事結城丈二(山口豪久)は当初は自分を罠に嵌めたヨロイ元帥への復讐のために戦い最初はV3とも敵対していたがV3がデストロンの悪を説いてライダーマンを説得し、やがて仲間にする事が出来た。

最終回近くにライダーマンデストロンの東京爆破用のプルトンロケットに乗り空に散る。
それを見たV3=風見志郎は立花藤兵衛に『彼に仮面ライダー四号の称号を贈りました。』と告げる。

そして、デストロンとの戦いを終えた風見はいずくともなく去って行く。
自分には戦いの日々しかないと悟ったのか⁉︎

Xの最終回はGODを滅ぼした神敬介(速水亮)は立花藤兵衛に置き手紙を残し、去って行く。

アマゾンの最終回はガランダーを滅ぼした山本大介(岡崎徹)は立花藤兵衛やまさひこと別れを告げてアマゾンに帰国する。でもアマゾンって元から不法入国だからな。バイクの無免許運転もしていたし。

ストロンガーの最終回は一号から歴代のライダーが一同に会した最終回に諸悪の根源の大首領を滅ぼし、立花藤兵衛が、『終わったな。』と長い悪との戦いが終わった実感を噛み締めて、七人のライダー達もそれに頷く。
実はこれが一号の本郷猛の藤岡弘、をはじめとした七人のライダーの最初で最後の顔合わせになった。


スカイライダーの最終回はやはり先輩の七人のライダーが最終回に駆けつけてライダーセイリングジャンプでネオショッカー大首領を滅ぼすがその後どうなったかは描かれていない。

低視聴率に泣いたスーパー1はジンドグマを滅ぼした沖一也(高杉俊介)が元の宇宙飛行士に戻り宇宙に旅立ち終わる。

一回ぽっきりのZXは最初は村雨良(菅田俊)のバダンへの復讐劇だったが先輩九人が駆けつけて共に協力し、バダンを倒す。

0号ライダーと作者石ノ森章太郎氏が銘打ったBLACKは同じ皆既日食の日に産まれた南光太郎(倉田てつを)と秋月信彦(堀内孝人)が暗黒結社ゴルゴムに改造され、黒い太陽の世紀王と銀の月の世紀王に改造されてしまい、すんでの所で逃れた光太郎が信彦を救うため、妹の杏子や信彦の恋人の紀田克美を守るためにゴルゴムと戦うが、信彦は既にかっての人格を失った世紀王シャドームーンそのものになってしまい、救うどころか戦う羽目になり、一度はBLACKはシャドームーンに殺されてしまう。

ゴルゴムの本格的な襲撃を予感した人が秋月杏子や紀田克美をアメリカに逃す。
二人は光太郎が死んだものだと思い海に花を投げる。

一度は死んだBLACK、海に打ち捨てられた所をゴルゴムのやり方に不満を持つクジラ怪人が自らの聖なる海の洞窟に死んだBLACKを運び聖なる力でBLACKは奇跡的に蘇る。

そして、BLACKは最終決戦をシャドームーンに挑み最初は苦戦するも自らのバイク、バトルホッパーの特攻による犠牲でシャドームーンを追い詰め、これを倒す。

しかしシャドームーンは『もう力が入らない。俺の負けだ。しかし光太郎!お前は自らの親友の信彦を殺した罪に一生悩まされるのだ。』と言い残し、果てる。
シャドームーンから奪い取ったサタンサーベルで創生王を倒しゴルゴムを滅ぼすも光太郎の胸には虚しさしか残らなかった。『信彦‼︎』と光太郎は雨の空にサタンサーベルを投げてサタンサーベルは空に消えた。

それから暫くして喫茶店キャピトラに寄った光太郎は、信彦、克美、杏子、自分の写った写真を見て戻らない日々を思い浮かべ、『みんな、さよなら。』と言い残してバイクに乗って去る。
何とも救いのない最終回である。

RXは先のゴルゴムの戦いから半年を経た南光太郎が叔父の居候になりながら叔父の会社でヘリコプターのパイロットとして新たな人生を歩む所から始まり、やがて地球の人類を滅ぼし自らの怪魔界50億の民を移民させるというクライシス帝国に囚われ、協力を要請されこれを拒んだためにBLACKの変身機能が破壊され光太郎は異空間を彷徨う。

その時、光太郎の体内に埋められたキングストーンが太陽の光を浴びて更なる進化を促し光太郎は仮面ライダーBLACKRXとして復活した。

悲劇臭が漂うBLACKと比べRXは娯楽性が強調され作風が変わり光太郎も本来の明るい性格を取り戻しつつ、クライシスと戦い様々な経験から策略を用いたり、怪魔界でロボライダーやバイオライダーの力を得たりとまさに万能(チート⁉︎)ライダーとして活躍し、ついにはクライシス皇帝が自らの分身のダスマダーを出すに至り、戦いも熾烈になりながらも愛する人々を守り、叔父と叔母はジャーク将軍の怪人化したジャークミドラに惨殺されるもその子供のしげるやひとみを守り切り、恋人⁉︎の白鳥玲子も守り切り最後は的場響子や霞のジョー(小山力也)や先輩ライダー10人の力を借りながらも、最後の決着はRXが自らでつけた。

そして叔父と叔母の墓前に『叔父さん叔母さん、クライシスは滅びました。安らかに眠ってください。』と報告し、仲間の霞のジョーや白鳥玲子や吾郎や響子やしげるやひとみと別れを告げて自らは修行のために去るという最終回だった。


まだBLACKよりは救いのある最終回ではあった。
平成に作られたOVAの真や劇場版のZOやJはまあ最終回も何もない一回ぽっきりだが、真以外は救いはあった。

次は平成仮面ライダーシリーズ(未だ続行中)の最終回について述べて行く。