franky202's diary

徒然なことを徒然に書くブログ

サプライズ最終回

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魔法つかいプリキュア!』は実質上は49話で物語は終了した。『終わりなき混沌』の原因であるデウスマストを宇宙の彼方に追いやり全ては終わった。

 

しかしそれは魔法界とナシマホウ界が別れるとき、つまり朝日奈みらい(cv高橋李依)とリコ(cv堀江由衣)が別れるときでもあった。

 

二人はお互いの再会を約束し、「キュアップラパパ!」とお互いに魔法をかけて別れた。

 

それから四年、みらいは大学生になり、思い出の樹の下で魔法をかけた、するとリコが現れた四年前の約束である再会を果たしたのだ。

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おまけにはーちゃん(cv早見沙織)も現れ、普通のぬいぐるみに戻ったモフルン(cv齋藤彩夏)がまた喋れるようになっていたが細かいことはこの際言わない。

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リコは魔法学校の教師になっていた。みらいは「リコ先生の授業を受けてみたいなあ」と言っていたが、魔法つかいで劣等生だったリコがそこまでに立派になっていたか。

 

 

みらいたち三人は思い出のスイーツであるイチゴメロンパンを食べながら当時を思い出すと言う後日談的な最終回であるが、はーちゃんが魔法をかけてみらいとリコを14歳に若返らせた。

 

はーちゃんは宇宙で祈り続けているらしい。それが何なのかはわからないが。

 

そして魔法学校で学んだ時のような気分に浸りながらイチゴメロンパンを食べようとしたのもつかの間、何者かがイチゴメロンパンや他のスイーツを吸い取りおまけにはーちゃんの杖まで吸い取ってしまったから大変‼︎

 

21話までの敵のドクロクシーの残滓から生まれたドクロムシーの仕業だ。

 

逃げるドクロムシーを追って三人は空間に飛び込むがそこは懐かしい魔法界‼︎

 

みらいは魔法界をなつかしがるも魔法学校も大変なことになっていた。

 

ドクロムシーのスイーツ独り占めは魔法学校や魔法商店街にも及び全てのスイーツが奪い取られた。

 

なぜこのようなことになったのかを校長先生(cv内田夕夜)と考えていたらリコの生徒になっていたバッディー(cv遊佐浩二)が「それはヤミーの仕業では⁉︎」と話す。

 

「ヤミーって闇⁉︎」とリコは頓珍漢な回答をするが、バッディーは「闇ではなくヤミー」

その意味をみらいは「なるほどヤミー、英語で美味しいって意味だね」と正解を言う。流石大学生。

 

「ドクロクシー様は甘いものが大好きでした。しかしある日虫歯になってしまいその虫歯はヤモー(cv高戸泰弘)が抜いたのですが、あのヤミーはその虫歯から派生したものではないかと」

 

バッディーはあのヤミーがスイーツを奪いまくる理由を話す。

 

とりあえずこのままではどうしようもない、三人はヤミーを追う。

 

やはり魔法界のあちこちで混乱が起きており、それを見たヤモーはヤモリの姿から元に戻る。

 

ヤミーにドクロクシーの姿を見て喜んだのだ。いつしか自分が抜いた虫歯だとは知らず。

 

ヤミーがあちこちに逃げ回るためにまた空間に投げ出された三人。

 

みらい「ここはナシマホウ界⁉︎」

リコ「あんなところにお店なんてあったっけ⁉︎」

モフルン「甘いにおいがするモフ」

 

『KIRAKIRA』と書かれた店の中から現れたのは一人の少女だった。

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「いらっしゃいませ!特製スイーツはいかがですか⁉︎」

この少女こそ次回作の『キラキラ☆プリキュアアラモード』の主人公、宇佐美いちか(cv美山加恋)である。

 

みらいは「今特製スイーツって言いました⁉︎」と言って結局三人はKIRAKIRAの店内に入る。

 

リコ「素敵なお店ね」

いちか「ありがとうございます」

 

その時にいちかはみらいが持っているモフルンを目ざとく見つけて「まあ、かわいいぬいぐるみ」と言う。鋭い‼︎

 

みらい「モフルンって言うの」

いちか「モフルンって言うんだ。よろしくね」

とぬいぐるみのふりをしているモフルンに挨拶する。

 

しかし、はーちゃんの空腹が限界だったためにお腹の虫がなってしまう。

 

はーちゃん「お腹が空いた」

 

するといちかは「お腹がすいた、かわいいぬいぐるみ、キラッとひらめいた‼︎」

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と、即時にひらめいたのか厨房に走り三人のためにスイーツを作る。

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「レッツラクッキング‼︎」手際よく材料まで用意してある。これは手慣れてるな。

 

しかしどういう理屈だ⁉︎深いことは考えないでおくか。

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「お待たせしました、お茶淹れて来ますね」

といちかは三人に特製スイーツを振る舞う。

 

それは『モフルンのケーキ』あまりの出来栄えにリコは「なんだかもったいないわね」

みらい「モフルンのケーキ!かわいい」と言う

 

しかしはーちゃんは委細かまわわず「いただきまーす」とバクバク爆食しているために二人もつられて結局は食べてしまう。

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いちか「お待たせしました、お茶淹れて来ました」

三人「ごちそうさまでした〜」

いちか「早っ‼︎」

ナイスツッコミだいちか。

 

三人はKIRAKIRAの前で「特製スイーツごちそうさまでした」と言う。

 

いちかは自己紹介する「私、宇佐美いちかって言います。 

みらい「へえ、いちかちゃんって言うんだ」

リコ「今日の特製スイーツ、イチゴメロンパンと同じくらい美味しかったわ」

 

いちか「イチゴメロンパン⁉︎」まあ、世界観が違うから知らないのは仕方ない。

 

みらい「イチゴメロンパンはみんなの思い出のスイーツなんだ」と、リコとの出会いからはーちゃんとの再会など思い出が詰まったスイーツであることをいちかに言う。

 

いちか「私もみんなの思い出に残るスイーツを作りたいと思っています。また食べに来てくださいね‼︎」と宣伝までも三人にしている。接客慣れしているとみた。

 

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次期ヒロインにふさわしい感じだ。美山加恋の演技も自然さが伝わっていい感じ。

 

三人は箒に乗って空を飛びながら「こうやって色々な人たちに出会って…」などと感慨に浸っているのだが、そこにまたヤミーが暴れているのを見る。

 

しかもヤモーまでついていて最後の苦戦を強いられる。

そのどさくさにチクルンまでいてなぜかはーちゃんの杖を持っていた。

 

態勢を立て直した三人はこう言った、やはり女は怖い。

「イチゴメロンパンのうらみは恐ろしいのよ‼︎」

と三人は最後の変身をする。まあ、四年ぶりに

変身したわけだし。

しかし変身してもヤミーの前に苦戦し、逃げられようとした瞬間に待ったをかけたものがいた。

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キュアホイップ、いちかが変身した姿だ。

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「みんなの思い出のスイーツを奪うなんて許せないんだから‼︎」

 

いち早くデビューである。 

 

三人「あれは⁉︎」とまあ一回は振り向くのだがコケて身動き出来ないヤミーを浄化すべく三人は必殺技で浄化しヤミーの虫歯を治す。

 

チクルンが「おいらのハチミツをやるよ」と、ヤモーに手渡しヤモーがヤミーにハチミツを飲ませる。するとヤミーが幸せを感じる。

 

全ては解決した、ヤモーは借りができたことを感謝した後「私はドクロクシー様に尽くします。いつか会うときもあるでしょう、その時までオボエテーロ」とヤミーと共に魔法界に去る

 

そして、三人が振り返ったときにはキュアホイップはいつしか姿を消した。

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イチゴメロンパンの話を聞いてやって来たのと騒ぎを聞きつけて変身したのだろう。その手にはイチゴメロンパンがかなり下げられていた。しかし幼い顔して出るところは出てるのね。

 

その後三人はイチゴメロンパンを食べて色々なことを思い出したあと、なぜか魔法の馬車に乗り街の人々にイチゴメロンパンを配って回る。

 

魔法界では様々なお告げが来て校長が「なんじゃと〜!」と混乱しまくっていたが。

 

しかし、三人の未来は開けていると言う話で締めくくられ終わる。

 

その時流れたのは初期のOPである。

 

そしてED終了後キュアミラクルから挨拶がありそれは普通なのだが上からキュアホイップが落ちて来ると言うちょっとした変わった引き継ぎになる。

 

そして改めてキュアミラクルの前でキュアホイップは挨拶して、お約束の魔法の呪文を二人で唱えて引き継ぎは終わる。

 

しかし次回作の主人公が最終回に出るって平成ライダー的要素だよな。違うのは援護をしたことだけど。

 

次回作は絵柄がシンプルになった感じになり、ギャグ顔などが出たりするなどどことなく、『ハートキャッチプリキュア!』っぽい要素が出るのだが二作は少女漫画的な絵柄だったために変えて見ましたと言う感じなのだろう。

 

しかし妖精ペコリンはまた『サクラ大戦3』のシー・カプリスのかないみかである。

 

まあ、3のシーはスイーツ作りが好きなメイドであり、シャノワールの売店担当だったり、レビューの司会だったりとかしたし、これも何かの縁だろう。

 

長老が水島裕なのが時代を感じるがまあ、これから敵はどんなのが出るかは期待、うえだゆうじが悪役なのはわかっているが。

 

 

 

 

 

今から見たらかなりエロい

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魔女っ子メグちゃん』(1974年)

前作の『ミラクル少女リミットちゃん』があまりにも内容が重過ぎたために制作スタッフが、反省を生かして超能力から魔法に変えて制作した。放映は前作と同じNETである。

 

前作の反省を生かし明るい作風にしたのだが、内容はかなりエロ要素が含まれているってかエロい。

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前川陽子が歌う主題歌からしてそれは伺えたが

内容自体もパンチラは当たり前、ブラチラや、バスト丸出しの(まんまじゃないが)あり、よくこれがゴールデンで許可されたなと言う内容である。

 

神崎メグを演じたのは前作で金持ちの生意気なお嬢様役だった吉田理保子(1949-)

 

役柄にぴったりハマっていた、怒りん坊だけど情にもろいメグを熱演した。

 

しかし周りがエッチで、人間界での弟はまんま変態レベルである。

 

対するライバルは郷ノン、クールで知的なキャラで人間を見下した感があるが、それは自分の能力に自信があるからであり、決して冷酷ではない。つかせのりこ(1945-1989)が今で言うところのツンデレ的キャラを演じていた。

 

この二人の魔法界の女王をかけた戦いも作品の見どころではある。

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これはノンがメグを助ける場面、これを見ると本当は優しいところもある。

 

だが普段は知性が勝ってるからつれない態度でそれを見透かされないようにしているんだな。まさにツンデレの元祖。

 

最終回は魔法界の試験なのだが、メグを探した妹を気にかけたメグが人間界に探しに行くために「試験は明日なのよ!」とノンがつれ戻すと言う内容だった気がする。

 

問題は解決したが、魔法界は二人を不合格に。

理由は、メグは『人に情けをかけ過ぎる』

ノンは『人間のことを知らなさ過ぎる』で二人は再び人間界で修行し直すと言う元の鞘に収まったラストだった。

 

しかし今なら放送不可、かなりエッチなんだもの、嘘だと思うならyoutubeに映像つきの主題歌がアップされているから見るといい。

 

リアルタイムで見ていて恥ずかしかったものエッチ過ぎて。

 

まあ、この作品から見たら『魔法つかいプリキュア』がお遊戯みたいに見えるのは時代が違うから仕方がない。

 

ついでに次回作の『キラキラ☆プリキュアアラモード』の声優が決定した。

 

宇佐美いちか=キュアホイップは美山加恋、かっての子役で草彅剛主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で凛ちゃん役を演じていた。

今はきちんとした女優である。

 

有栖川ひまり=キュアカスタードは福原遥、本業はモデルであり歌手。

 

立神あおい=キュアジェラードは村中知、やっと本業の声優、少年役が多く、作中でもバンドの ボーカルである。

 

琴爪ゆかり=キュアマカロン藤田咲初音ミクの声ベースの人、3度目の挑戦で漸く合格。

 

剣城あきら=キュアショコラは森なな子、元宝塚の男役である。外見宝塚の男役みたいだと思ったら本当に宝塚の男役を当てて来た。

 

妖精のペコリン役はベテラン声優かないみか

やはりと言うかサクラ大戦声優当てて来た。

 

こちらの予想を見事に裏をかいた抜擢に斬新さが窺える。

 

王道パターンのサクラ大戦声優は必ず当ててくるのね。

 

まあ、始まってみないとわからない。絵と声が連動したら違和感は感じないんじゃないか。

 

 

 

 

今年は映画の話題から

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今や化け物級大ロングランヒットになっている新海誠監督作品の『君の名は。』(写真はヒロインの宮木三葉、cvは上白石萌音)

 

田舎に住む宮木三葉と、都会に住む立花瀧(cv神木隆之介)となんと入れ替わると言う山中亘の『おれがあいつであいつがおれで』の設定を盛り込みながら若者の揺れ動く心情を描いた作品である。

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まだ見てないので詳しい話はまだしたくないしネタバラシもやりたくない。

 

とにかく見てくれと言うだけは言える。昨年8月26日公開から今までロングラン上映で、デイリー一位に19週で返り咲くと言う偉業まで達成した。

 

ググっても『君の名は』を検索すると新海誠のものしか出ない。

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 こちらも『君の名は』なんだが忘れ去られている。(写真は倉田てつを鈴木京香)

一応NHKの朝ドラで1991年放映なんだがなあ。あまり話題にならなかったなあ。

 

後宮春樹役の倉田てつをよりもそれを目の敵にする布施博が印象深い。

 

布施博はうっとおしい奴だったな。まるで新井英樹の漫画『宮本から君へ』の主人公宮本浩のようで。

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これ、リアルで読んでたんだよな。不器用で生きるの下手な幸せ貧乏人宮本浩(モデルはエレカシの宮本)が、七転八起しながら自分の生き方を探すと言う話。あの頃のコミックモーニングは面白かったなあ…。(しみじみ)

 

暴力描写が多いのと、劇中にレイプシーンがあるので映像化は未だされてないが。

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こいつが原因だ、真淵拓磨、ヒロインである中野靖子を宮本が泥酔して爆睡しているのをいいことに靖子を無理やりレイプする場面は今見ても「こりゃアウトだろ⁉︎」の場面である。

 

まあ、これが原因なのかどうか知らないが靖子は妊娠してしまい、段々凄まじい話になるのだが、それ以上はネタバレになるので書かない。

 

あとは読んで確認して欲しい。太田出版から単行本は出ているし、電子書籍にもなってるからそれで確認して欲しい。

 

ちょっと話が脱線してしまったが、それだけ凄いと言うことである。

 

うちの母(78)は完全に旧作のそれだと思い込んでいたから。まあ、時代が違うから仕方ないんだが。

 

まだこの頃の倉田てつを仮面ライダーBLACKやRXの南光太郎イメージが抜けず本人は「どこへ行っても南光太郎とか仮面ライダーBLACKとか言われて辛かった」と後年零していた。

 

まあ、2年連続で主演した仮面ライダー俳優は彼一人しかいないのだから仕方ないところだが、それにRXが終わってから2年しか経ってないのもある。

 

その時は振り返らなかったらしいが子供が出来てからは変わり始めて見返しては涙したりすることもあってそれでディケイドでテレ朝やADKの出演依頼にも快諾し、南光太郎役で20年ぶりにRXとBLACKに変身するのだが。

 

まあ、詳しい資料や話は彼がオーナーのビリー・ザ・キッド東陽町店で分かる。あそこはまさに仮面ライダーBLACKとRXと君の名はミュージアムみたいなものだから。

 

映画といえば思い出すのは1981年春に母と一緒に難波で見た『エレファント・マン』(主演、ジョン・ハート、監督デビッド・リンチ)

 

あれは衝撃的だった。19世紀のイギリスに実在した稀に見る無惨な奇形人間ジョゼフ・メリック(1862-1890)の数奇に満ちた話を脚色して映画にしたものであったが、見せ方がホラー。

 

中々ジョゼフの顔を見せず、外科医の権威のフレデリック・トレベス(アンソニー・ホプキンス)が「興味があるから少し身柄を借りたい」と見世物小屋の興行主に言ってジョゼフを医学会の発表で公開すると言う形を変えた見世物扱いにしている。(ここでも顔は見せない)

 

漸く顔をみせるのはトレベスが、看護婦に「オートミールを運んでくれないか⁉︎」とジョゼフの病室に入った際に看護婦の「キャーッ‼︎」と言う悲鳴の後にジョゼフが漸く素顔を出すと言う演出である。

 

その後ジョゼフには高貴な身分の人や舞台女優であるケンドール夫人(アン・バンクロフト)が訪れ、ジョゼフのあまりの心の純粋さに感動し、「あなたこそロミオよ」と言う些か出来過ぎな場面すらある。

 

当時は13で子供だったからジョゼフの醜い顔が怖く見えてお話の解説すら出来なかったし、ジョゼフの奇形した顔はパンフレットにも載ってはいない。

 

そしてトレベスは看護婦長から注意を受けることに、「あなたのやっていることは見世物小屋の興行主のやることと本質的に変わらない」と。

 

そしてその頃にも悪い奴がいるもので、夜警の男が場末で好き者や娼婦などに金を出させて世にも醜い奇形人間のジョゼフを見せるという事をやりだし、ジョゼフの病室に夜警と好き者や娼婦が来て乱痴気騒ぎを起こすのだが、その時に流れる主題歌の音楽が迫力あるのなんの‼︎

 

キスをさせたりとか散々に辱めをした挙句に夜警はジョゼフに鏡をあてがい自らの顔を見せてジョゼフが自分の顔の醜さに恐怖すると言う、どう見ても映画の演出だろ⁉︎と言う場面で締めくくられ、ジョゼフの身柄は興行主の元に戻る興行主も夜警に金を出してなんとか取り戻す機会を窺っていたのだ。

 

そして夜警はその後ジョゼフをどこへやったと看護婦長やトレベスに尋問されるもまともに答えず終いには酷い目に遭うのだが。

 

ジョゼフを取り戻した興行主はイギリスでは、見世物は出来ないのでベルギーに渡るも見世物は不評で、ジョゼフの商品価値を見切るのだが見世物小屋の仲間がイギリスに帰る手筈をジョゼフに用意させ、ジョゼフはブリュッセルからイギリスに帰る。

 

ロンドン駅に着いたのは良いが、興味本位で追いかける子供たちに何とか逃げようとするジョゼフ、故意にではないが少女を突き飛ばしてしまい、少女の母親から「その男を捕まえて」と言われて群衆がジョゼフを追いかけ、トイレまで追い詰めてジョゼフの覆面を剥ぎ取る。

 

ジョゼフの奇形した顔が露わになりみんながざわつく中ジョゼフは叫んだ。

 

「私は人間だ!動物ではない‼︎」

 

騒ぎを聞きつけトレベスが駆けつけ、漸く身柄はロンドン病院に戻る。

 

この様な話は事実にはなく、リバプール駅で右往左往しているところを駅員に保護され、偶々ジョゼフがトレベスの名刺を持っていたのでトレベスが馬車でリバプール駅に来て身柄を引き取ったのが事実であるのだが。

 

まあ、映画ならではの演出なんだろうがやり過ぎだ。あんなにまで追い詰めて覆面まで剥ぎ取られるなんて物凄く本人の心が傷付く。

 

その後、ケンドール夫人の舞台に招かれて観劇をして、紹介まで受けるのだが、これも映画ならではのお話。

 

観劇をしたのは確からしいが大々的に紹介まではされてはいない。

 

劇から帰ったジョゼフはカテドラルの模型を完成させ、「出来た‼︎」と言った後に普段は三角座り(体育座りとも言う)で頭を支えると言う普段の寝方を敢えてせずに仰向けに寝ることをする。

 

そして夢の中にはジョゼフの亡き母メアリーが出て来て「神の時は無限、神の時は自由」と言って幕なのだが、事実はここでは言わないでおく。

 

最後の演出だけは良かったなとは今でも思えるし思う。

 

後の演出は今で見返すと腹立たしいことだったり、ありえないだろ⁉︎なあんまりな演出が多過ぎる。

 

まあ、デビッド・リンチが製作する映画はまともでない演出が多いからそれにケチをつけるのは大人気ないとは分かってはいるが。

 

ヒット作だからこういう分析も出来る。マイナーな映画ならここまでは分析できないからな。

 

その二番煎じだかどうかは知らないが1984年に『マスク』(主演エリック・ストルツ、監督、ピーター・ボグダノビッチ)が公開された。

2200万人に一人と言う奇病ライオティニスに冒されたロイ・デニス(1962-1978)の短くも激しく生きたお話を描いている。

 

勿論事実とは変えてあり、母親がドラッグ中毒のあばずれに描かれている。

 

劇中にブルース・スプリングスティーンの軽快な音楽が流れているためにあまり陰惨な感じはなく、ロイ・デニスは最初はバカにされるも、段々認められて有名人になり、目が見えない少女と恋に落ちるとか、母親の遊び癖になやまされるとか、ロイ自身の持病の頭痛が起きるとか色々あるのだが、エレファント・マンのような鬱展開は全くなく、清々しささえ感じさせる。最後はロイの死で締めくくられてはいるものの後味は悪くはない。 

 

やはり19世紀のイギリスと20世紀のアメリカでは舞台背景が違うと言うのもあるが。

 

まあ、演出の仕方もリンチほど酷くはなくあれならまあ許せるし見ても腹は立たないし寧ろ清々しささえ感じさせる。

 

エリック・ストルツは実は『バックトゥー・ザ・フューチャー』の主演争いでマイケル・J・フォックスに負けてこの映画に回ったわけで、その後も『ザ・フライ2』に主演したり、『メンフィス・ベル』にも主演している。

 

まあ、映画にも色々あるのであり、演出の仕方により同じ扱いが全く変わってしまったりするのである。

 

これは漫画でも小説でも同じだ、色々見てどう言う演出が一番良いのか分析する必要性があるな。

 

あまりにもあんまりだと『家なき子』や『明日、ママがいない』の野島伸司みたいになってしまうし難しいところだ。

 

目指すところは花登筺(1928-1983)なのだが。

 

 

 

 

 

 

 

キラキラ☆プリキュアアラモード

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公式で発表されるまでは避けておいたキラキラ☆プリキュアアラモードの五人のキャラが漸く発表された。

 

LINEのプリキュアアカウントでも確認されたので、もういいだろうと公開する。

 

タイトルは『キラキラ☆プリキュアアラモード』作品としては14作目12代目となる。

 

キャッチフレーズは『つくってたべてたたかって!』と『まぜまぜまぜりん』などが明らかになった。

 

今回はスイーツ&動物モチーフとなっている。

 

宇佐美いちか=キュアホイップ、モチーフはホイップクリームとうさぎ、苺のショートケーキモチーフ。

 

有栖川ひまり=キュアカスタード、モチーフはカスタードクリームとリス。シュークリームかな⁉︎いや、プリンか⁉︎

 

立神あおい=キュアジェラード、モチーフはジェラードとライオン、ボーイッシュキャラ。ジェラードとライオン引っ掛けるとは、ケモノ手だし。

 

この三人が中学二年生、あとの二人は高校二年生である。

 

琴爪ゆかり=キュアマカロン、モチーフはマカロンと猫、マイペースキャラ⁉︎おっとり系⁉︎

 

剣城あきら=キュアショコラ、モチーフはショコラ(チョコレート)と犬、男前ヒロインと言うか宝塚の男役的な感じ。名前に剣が入るのは『ドキドキ!プリキュア』の剣崎まこと=キュアソード(cv宮本佳那子)以来である。

 

上三人がおジャ魔女どれみ風であとの二人が宝塚みたいな感じに見える。

 

最初は三人が戦ってあとの二人はそのあとに加入っぽい。

 

担当声優発表はまだである。

 

まあ、中学二年生の三人は若手だろうが高校二年生の二人はベテランか中堅あたりの声優がクレジットされるに違いない。

 

妖精はペコリンである。

 

予想は中々しづらいのだが、間違ってもライバルの『アイカツ』や『プリパラ』や『ラブライブ』や『アイドルマスター』とかからの抜擢はないと思う。

 

そうなると関係ない声優がクレジットされるだろう。

 

いちか=イメージ的に可愛いイメージだから誰がやるのかわからない、ぽわぽわイメージならば上田麗奈辺りが当てはまりそうだが、『ばくおん‼︎』の続きみたいになってしまうなあ。別の人かも。

 

ひまり=あざといっぽいキャラだから当てはまる声優はかなり分かりづらい。裏かいて瀬戸麻沙美とか。

 

あおい=ボーイッシュキャラと言う設定だから少年役やってる人がやりそうに見える。該当する声優は誰なんだろう。

 

ゆかり=イメージ的に猫っぽいキャラ、日笠陽子とかありえるかも。(井口裕香も)

 

あきら=凛々しい役をやれる声優さん、遠藤綾来ますかね、中島めぐみがあったから『マクロスF』絡みであるかもしれない⁉︎

 

あくまでも予想なので違うかも知れない、あと洲崎綾とか様々な名前が浮かんでくる。

 

『艦これ』辺りから引っ張ってくる可能性もある。

 

とりあえず、ある程度知ってる人なら良いな。

深夜枠で頑張る声優抜擢もあり得るから。

 

ゲーム関係なら『アトリエシリーズ』やその他があるかも、伝統的にプリキュアシリーズは、サクラ大戦シリーズのキャラが声優を当てることがあったのだが流石に古いので殆ど出尽くした感ありである。

 

まあ、やるとしたら敵役だろうな。モフルンの齋藤彩夏はVのリカリッタ・アリエスだったし敵に井上喜久子がロベリア演技で出ると言うサプライズもあった。(ばくおん‼︎では羽音の最初のパートナーであるバイ太)

 

まあ、オーディション式だから誰がなってもおかしくはない。

 

キャラが公開されたから後は担当声優待ちだがそれは探らず来年までのお楽しみにしておこう、過去にネタバラシをして友を失った苦い経験があるから。

 

仮面ライダーエグゼイド』はレーザーこと九条が消えてしまい、なんか行き違いでtwitterが炎上したようだが、再登場あるかねえあの嘘つきキャラは。

 

数回見て九条の嘘をついても「騙されたほうが悪い」的なものを見て殆ど見てない仮面ライダーエグゼイド。

 

ハズレ臭が凄まじいんだが。

 

 

 

美少女戦士たちのご先祖様

現在放映中の『魔法つかいプリキュア!』から来年度から放映の『キラキラ☆プリキュアアラモード』の御先祖様的な作品が過去にあった。

 

マイナーなのでそんなに注目は浴びてはいないがこの作品がなければその後の東映魔法少女ものや、美少女戦士セーラームーンプリキュアもなかったであろうと言われている隠れたる名作である。

(相変わらずフリ長いなあ俺)

 

その作品は『ミラクル少女リミットちゃん』である。1973年10月から翌年3月まで放映されたアニメである。

 

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製作はサンダーマスクで多いにズッコケてくれた(意図的にズッコケたわけではないが)ひろみプロが永島慎二の原案画を基に描いたアニメである。NET(現在のテレ朝)で毎週月曜日七時に放映された。

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あらすじは大凡こうだ。飛行機事故で瀕死の重傷を負った西山理美(cv栗葉子)が、父西山博士(cv柴田秀勝)により改造手術を受け、ミラクルパワーが使える改造人間リミットとして蘇った。

 

小学校五年のリミットは次々と起きる不思議な事件を超能力で解決するが周りはみんな彼女を不思議がったりと、改造される前とは全く生活スタイルが変わってしまった。

 

そんな西山博士にリミットは「不思議な力なんて要らない!私を普通の人間に戻して‼︎」と言ったり、西山博士は忙しいために(ロボット工学の権威なんてキカイダー光明寺博士ロボット刑事の霧島博士とか仮面ライダーXの神博士とかしかいないしな) 授業参観に来れなかったのを拗ねて「パパなんて大嫌い!私が機械人間だから来なかったんでしょ‼︎」と言った際に「バカもの‼︎」とひっぱたかれている。

 

リミットは開き直り「どうせ私は機械人間よ!」とやけっぱちな台詞を言ったりなどしたり人間でないことを嘆いたり悩んだりする。

改造されたことで備わった力や自らの体を忌み嫌う。   

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中はこんな感じ、殆ど人造人間キカイダーじゃなイカ。リミットが悩むのもわかる気がする。

 

西山博士としては四年前に妻を亡くし、一人娘まで亡くすと生き甲斐がなくなるために仕方なく改造手術を娘に施して蘇らせたのだが。

 

やがて鳥が心ないハンターに撃たれ瀕死の重傷を負った際に西山博士はその鳥を見捨てることなく改造手術を施したのを見てリミットはその考え方を直す。   

 

最終回では担任の乙姫先生が結婚のために退職する際に婚約者の体育の先生の坂田先生を助けるために乙姫先生の目の前で超能力を使うまでに彼女は精神的成長を遂げていた。

 

乙姫先生は敢えてそれを人に告げずに坂田先生に嫁ぐために退職し、学校を去る。

 

 

多分に重いテーマを含んでいたり超能力がなくても解決出来る事件などがあり視聴率的には奮わなかったが、後番組の『魔女っ子メグちゃん』にその超能力は魔法と言う力で生かされてこの作品が無駄ではなかったのを証明するのだが。

 

全てが早過ぎたのだ、萌え要素とか、媚びないファッションとか。

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 主題歌も忘れていたが初音ミクが歌ったバージョンで思い出した。

無意識のうちに覚えていたんだな。

 

EDはOPとは違い哀愁漂うセンチメンタルな曲になっている。  

これも名曲なんだがフルで歌詞が載ってなかったりとかする。

 

イラストがシリアスタッチで、人間ではない彼女のメンタルはこうだと言うのが分かる。

 

沢山の友達もいてその人達を守りたいと言うのは後の魔法少女ものやセーラームーンプリキュアと変わりはしない。

 

因みにリメイクはされていないがDVDはあるらしい。その解説には「この作品は魔法少女ものと言うよりバビル二世や新造人間キャシャーン新世紀エヴァンゲリオンの系列に通じる作品と見ていい」と書いてある。

 

西山家は博士やリミットの他にトミさん(cv野沢雅子)と言う家政婦がいて英語が堪能などかなり優秀である。

 

リミットは改造人間のため食事を摂る必要性はないが一応食べられるようである。食べたものは体内の炉に熱エネルギーになるのはドラえもんと同じ要素である。

 

因みに彼女の好物はハンバーグ、コロッケ、カツ丼である。

 

カロリー高いものばかりじゃなイカ…。

まあ改造人間だから肥満にはならないよな。

 

しかし発育がよろしいことよろしいこと、今のプリキュアの三人よりプロポーション良いって反則じゃなイカ。(フレッシュプリキュア!の四人とどっこいどっこい)

 

マイナーで認知度は低いがなぜか俺はそういう作品が好きだ。

 

主題歌の歌詞ではないが顔を見ると言えなくなるけど大好きだ。

 

奇しくも74年2月から始まった『仮面ライダーX』と同じで父に改造されたが作風はかなり違う、アニメと実写だから当たり前だが、父啓太郎は亡くなった後ジン・ステーションに意識を移すが敬介が頼らないようにすぐに爆発したし、恋人には死なれ、悲しみを背負いながらGOD機関と戦わざるを得なかった神敬介こと仮面ライダーX

 

昭和ライダーは何かしら悲しみなどを背負いながら戦わざるを得ないのは共通である。

 

最近はメジャーなものよりマイナーな作品が好きな傾向にある。

 

メジャーな作品は他の人が詳しく語ってくれるしかしマイナーな作品は見向きされないことが多いために余計知りたくなるし興味がある。

 

最近は改造人間と言う要素は外科手術云々とかで外される傾向にはあるが、まあそれを別にして語り継ぎたい作品ではある。

 

個人的に書きたい小説のネタになるかもしれないので。

 

 

 

 

 

来年のプリキュア

来年のプリキュアは『キラキラ☆プリキュアアラモード』である。

タイトルだけ出す。f:id:franky202:20161205171835j:image

 キャッチフレーズは『つくって!たべて!たたかって‼︎』である。

 

なんか聞くだけなら江崎グリコのビスケットのビスコの『おいしくてつよくなる』っぽいが、まあ、今度のプリキュアは戦闘中にお菓子を作りそれを食べたらパワーアップして敵と戦うと言う感じなんだろう。

 

一部ではネタバレ的な画像がアップされたがまだ正式発表ではない、声優が誰なのかも全く知らされていない。

 

まあ、来年になれば嫌でも情報は来るだろうからネタバレ的な画像は信用してないし、だいたい具体性も確証もない。

 

敵は食をバカにする敵と見た。まあ、これも確証はないが、多分。

 

見て面白ければ絵柄はシンプルナイズされたものでも構わない。要は内容だ。

 

ハートキャッチプリキュア!』も初めデザインを見た時に「大丈夫かこれ⁉︎」と思ったら、内容が良くて設定も中々で歴代で一番内容に納得の作品になった。

 

水樹奈々主演で紅白で主題歌が歌われることにすらなった。

とんねるずの『みなさんのおかげでした』で水樹奈々がゲストの時も放送局の枠を超えて水樹奈々自身が「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム‼︎」と名乗りまでやったくらいだから。

 

だから今回絵柄がシンプルナイズされても内容さえ良ければ問題にならなくなる。

 

GO!プリンセスプリキュア』『魔法つかいプリキュア!』と少女漫画的な絵柄が続いたが、今回はシンプルナイズされたものに変わるらしい。

 

まあ、ウケたらいいんであり、幾ら美しく凝った絵柄でも内容がイマイチなら評価は下がる。

 

最早『仮面ライダーエグゼイド』がどうなるのか訳分からなくなってるだけに、8:30からのプリキュアにニチアサはかかっている。

 

ドラゴンボール超』ではドラゴンボールのキャラと『Drスランプ』の則巻アラレが対決することになり、ギャグ漫画のアラレとの対決に、ベジータも戸惑っていた。

 

そりゃジャンルも世界観もまるで違うから。

『Drスランプ』は鳥山明出世作であり、デビュー作の『ワイワイワールド』のノリを編集者鳥嶋氏のアドバイスを得て主役も則巻千兵衛から則巻アラレに変えて1978年に週刊少年ジャンプに連載された。

 

最初はちょぼちょぼ売れていたがやがてこの漫画他とは違うぞと話題になりヒットし、1981年にはアニメ化され大ヒット作品になった。

 

この絶頂期に鳥山明は結婚もし、かなり儲けた漫画とアニメとの印税などで。

 

1984年まで連載され、その後に連載されたのが『ドラゴンボール』である。

 

最初はファンタジーありギャグありで、Drスランプの延長上にあった作風だったが、『天下一武闘会』からそれ以降に路線変更し、格闘漫画になった。

 

勿論ヒットし、鳥山明はこの2作でスタジオバードを立ち上げた。

 

以降は『ドラゴンクエストシリーズ』のキャラクター及びモンスターデザインや、豊橋のプラモデルメーカーのファインモールドの社長と知り合いの関係でパッケージイラストを描いたりと、最近はイラストの仕事がメインである。

 

漫画も描けなくはないが中々デジタル絵をマスター出来ないのと、元から面倒くさがりな性格のために長続きしない。年齢も還暦越したし。

 

まあ、違うジャンルの相手とは概念からして全く違うからやりにくいよな。

 

話がだいぶ逸れてしまったが、絵はともかく内容が良ければみんな見てくれるし評価もしてくれる。

 

来年は仮面ライダーBLACKの30周年だが、本当にBLACKで来るのか⁉︎白倉伸一郎だけに読めない

違うものを引っ張り出しそうで。

物語を書く上の注意点

物語を書く上の注意点、それは漫画であろうと小説(ライトノベルも含む)であろうと映画(実写もアニメも)テレビドラマ(アニメでも)必ずあるのである。

 

それは例え喜劇であろうと悲劇であろうと、大衆娯楽や純文学だろうと変わりはない。

 

少しもったいぶった前触れを書いたが見ていて楽しくないといけない。

 

楽しくない作品は例え文章や描写が美しくても見ていてつまらなくなる。

 

まあ、こんなことを言うのは昔のサクラ大戦のウェブサイト(一昨年閉鎖)の掲示板などで知り合った元友人の書く小説が何か楽しくないからである。(因みに女性)

 

個人名は伏せるが彼女の文章は美しいのだが、見ていて楽しくない。物語も暗い。

 

掲示板にいた際も本人それを自覚していたようである。やはりこれは性格なども影響するのであろう。

 

もう関係はないし関わりたくもないのでこれ以上は書かないがそういうことである。

 

ただ美しいだけではダメ、それは新海誠の『君の名は。』を見てもわかる。

 

絵のクオリティは高い、しかし物語に面白さがある、だから何回も見る人がいる。

 

詳しい話はネタバレだからしないが幾ら絵が美しいからと言って中身がつまらなかったら宮崎駿の息子宮崎吾朗のようになるだろう。

 

ゲド戦記』『コクリコ坂から』も率直に言えば面白さがなかった。暗い話ではあったが。

 

例え暗い話でも面白ければみんな見る、面白くなければウケは悪い、そういうことである。

 

仮面ライダー』も初めは怪奇性が強く暗い話だった。それ故初期はあまりウケは良くはなかったがそれは東京では仮面ライダーの裏番組に『頭の体操』があったせいもある。

 

関西ではウケは良かったらしい、毎日放送預かりだからと裏番組に強烈な番組がなかったこともあり。

 

その後の話はあまりにも有名過ぎるのでカットだが、藤岡弘、氏の負傷後佐々木剛が一文字隼人=仮面ライダー2号として助っ人に現れ藤岡弘、=本郷猛(仮面ライダー1号)がいない間をなんとか盛り上げて空前絶後の変身ブームや、カルビーが発売した『仮面ライダースナック』のおまけのカード欲しさに少年がカードだけ取ってお菓子を捨てるのが問題になった話がある。

 

カードもかなり面白く作られており、工夫の跡が見られる(今から見たら苦しいネタもあるにはあるが)

 

やはり面白要素がなければみんな見なかったと思う。

 

仮面ライダーBLACK』も原点回帰と言うか新しく作り直した設定なので物語がかなり暗く重く怪奇性が強く表れている。

 

1話からして悪夢だ。いきなり南光太郎(倉田てつを)が逃げる場面から始まる。

 

悪の秘密結社ゴルゴムから逃れるために裸でバトルホッパーに乗り逃げる場面から始まる。

 

この撮影、後に倉田てつを氏の話では1ヶ月も撮影にかかったと言われている。

 

それだけ力入れて作ったわけだが描かれていたのは悪夢と悲劇、南光太郎と秋月信彦(堀内孝人)がゴルゴム三神官により改造される場面は痛そうであり、悪夢そのものである。

 

信彦の父であり、光太郎の養父でもある秋月総一郎(菅貫太郎)の機転で光太郎だけは逃げることが出来たが信彦は手術中の傷が深く脱出出来ず囚われたままなのだが。

 

勿論裏切り者としてゴルゴムは光太郎や総一郎をマークし、追う。

 

クモ怪人に総一郎が捕まり鉄塔から落とされて命を落とす間際に総一郎は光太郎に「杏子と、信彦を…頼む…。」と言い残して息絶える。

 

嘆き悲しんだ南光太郎はクモ怪人に『許さん‼︎』とばかりに睨みつけ、初めての変身が始まる。頭を右斜めにし、拳をギリギリと握り左手を回した後に右に払い『変身‼︎』

 

1話からキングストーンのパワーを使いパンチやキックを放つ。途中でバトルホッパーも呼び寄せると言った戦いのパターンが確立しているやはり良く出来た作品だ。

 

以降51話までつづく話なのだが出だしから暗いために最近の子供が見たら引くかも。 

(実際見せた人がいて子供が怖がり「Wにしてよ」と言われたらしい)

 

シリアスな物語に対しての免疫もないしみんながただお気楽なリアル皆無話に慣れているためにハード展開を怖がるかも。

 

やはりBLACKはある程度年齢を得て『世の中は明るいことばかりじゃない、辛く哀しいこともあるのだ』と理解していないと見れない。今から見たらストレートな勧善懲悪ではないから。

(富野由悠季ガンダムみたいに小難しくはないが)

 

子供に見せるならその続編の『仮面ライダーBLACKRX』で良いだろう。

 

前作が重過ぎたためにストレートな勧善懲悪になっていて、南光太郎の性格がやたら明るくなっている。(チャラい説も)

 

小学生の子供たちもいたりして割とライト路線に切り替えられている。

 

BLACKのような悲劇性はなく、重苦しい場面もない。

 

最後までまだ見てはいないが最終回は爽やかにみんな目指す道に別れて行く。

 

BLACKの救いのない最終回とはかなり違う。例えるならば、『鉄人タイガーセブン』の救いのない悲惨な最終回と『電人ザボーガー』の仕方がないさの最終回という感じか⁉︎

 

平成ライダーにも救いのある最終回といまいち救いのない最終回のものがある。

 

最近は救いのある最終回にシフトしているが。ドライブから次回ライダーを出演させて引き継ぎ回まである。

 

個人的に好きな平成ライダーの最終回はOOOの最終回で、アンクが納得づくで消えていき、戦いが終わった後は映司はまた放浪生活に戻り、泉兄妹は元の関係に戻り、鴻上はまた次の欲望を追いかけ、後藤は警察官になり、伊達広も世界に旅立つという全ては映司がOOOとして戦う前に戻るという感じが『ウルトラマンタロウ』の最終回に似ていた。

 

ウルトラマンタロウの最終回は最後は東光太郎(篠田三郎)がバッヂをウルトラの母に返し、それを見たバルキー星人が「見たぞタロウ!バッヂのないタロウなど怖くもないわ‼︎」と罵った後に光太郎は白鳥少年にこう言う。

 

「見ていろ、人間には勇気と知恵があることを」と言い、変身せずに生身で戦いバルキー星人を石油コンビナートにまでおびき寄せて爆発させて倒すという傍迷惑この上ない戦いで勝利したのだが。

 

後の損害賠償請求が高くついてZATが支払った(隊員の勝手でこうなったので連帯責任)のだろうな。

 

東光太郎はZATを辞めて白鳥家も去り世界放浪の旅に出かけるのだが、残された方が傍迷惑という今から見たらそう思えるラストなんだが。

 

スタッフは一年ウルトラの夢を見せた後に『やがてはこの夢と訣別し、厳しい現実社会に出ないといけないよ』と言う教訓なんだろうが。

 

物語を作る上では面白さ優先と最終回は含みを持たせないといけないよということである。