そして、大帝アドニス(勝野洋)やアデルの命を受けたイゴールがネクロムとは別行動で人間界に現れて画材眼魔(あの山下清調の語尾がつき、絵柄がピカソの)を利用してゴーストを倒そうとするが画材眼魔が「吾輩は絵を描きたいだけなんだな」と戦うことをしない。
イゴールはゴーストとやりあい、変身する。
龍みたいな姿だったがこのおっさんも眼魂セット変身出来る。
到底ゴーストがかなうこともなく、あっさり引き下がる。
タケルは画材眼魔に「俺たちは友達になれるかもしれない」と言って画材眼魔にその話を持ちかける。しかし眼魔の世界には友達の概念がないためにイマイチ理解してくれない。
そんな中カノンが兄マコトを元に戻して欲しいとアランに付きまとうがアランは耳を貸さずに無視をする。元から話の通用する相手ではない。
そればかりか駆けつけた御成やアカリにも不快感を示しネクロムスペクターで片付けようとする。無論カノンもだ。
危機一髪で駆けつけたタケルはゴーストに変身し、何とかネクロムスペクター=マコトに正気に戻って欲しいと願うが敵わないばかりか逆に攻撃され変身が解ける。
アランは「やれ‼︎」と変身が解けたタケルに止めを刺そうとした時にあの画材眼魔が庇いネクロムスペクターのバズーカ攻撃を受ける。
モグラ獣人並みに弱く、クジラ怪人並みに無害な奴かこいつは。しかしタケルを庇った理由が「吾輩の友達なんだな」である。
タケルはやっと理解してくれたと喜ぶが、画材眼魔は攻撃を受けたショックで命を落とす。
そしてタケルとカノンがネクロムスペクターに正気に戻ってと言うが最初はアランが「無駄だ」とあざ笑う。
執拗に今度はみんながネクロムスペクターに本気で正気に戻って欲しいと願うとなんと変身ドライバーからネクロム眼魂が外れてマコトは元に戻る。
まさに「その時奇跡が起こった」である。
「バカな⁉︎信じられない⁉︎」というアラン。
そりゃそうだろう完全に操っていたのだから。
そして正気に戻ったマコトとタケルはともに変身し、ゴーストとスペクターになりアランもネクロムに変身して応戦し、さらに攻撃をネクロムが加えようとした時に眼魔の世界からお呼びがかかり、「お前たち、運が良かったな」と言って去る。
とりあえず戦いの後、死んだかと思われた画材眼魔は気を失っていただけで生きていたことが分かり、友達とは何かを理解する。
マコトはタケルやカノンに感謝をしたがタケルに「俺の体は眼魔の世界にあり、アランがその気になれば俺の存在は消滅する」と言う衝撃的な事実を言う。
ってことは人間界にいるマコトは精神体だけで本体は眼魔の世界にありアランに管理されていると言う事か。
一方、眼魔の世界では大帝アドニスやアリア、アデルの元に仙人そっくりの長官が現れる。
もし仙人と同一人物ならば常にゴーストの行動を探るスパイだったと言うことになる。
アドニスも「我が仲間よ」と言っていたし。
なぜアランが戻されたのかはイマイチ謎だ。
いずれにせよ、眼魔の中には人間に敵対する者ばかりではないと言うのは分かった。
懐疑的なアカリも理解はした。御成はまた頭に絵を描かれるかとヒヤヒヤだが。
あの画材眼魔は丸いものに絵を描くクセがあるから。
しかし丸くないビルになぜ描いたのかはイマイチ謎だがその会社はイゴールの言うがままになった。
アランが言っていた「友情など必要ない」のは眼魔の世界にその概念がないからだと思う。
感情の概念もなさそうな感じだ。だから友情がそもそも存在しない。
ネタバレになるからラストは敢えて言わない。
まあ、しかしあの終わり方はあの終わり方で良かったのだと思う。
極端に終わらせた訳ではないから。
2ちゃんの連中は『焼きたて!ジャぱん』見たいな終わり方だとか言いたい放題で安部は原作付きのほうが良いなどと言う始末。
それならお前らが描いて見ろよと言いたくなる。
責任持たない奴らが集まって名無しの仮面を被って言いたい放題はまさに『仮面罵倒会』
simplogで少年隊の『仮面舞踏会』の替え歌を作ったがまさにその通りである。
あの夢オチの元ネタは29年前に小学生の間で流行ったドラえもん最終回説だからな。
(内容は衝撃的過ぎて言えない)
『描かざるして描く』と言うあだち充的な逃げラストっぽかったし。