franky202's diary

徒然なことを徒然に書くブログ

中野千雨

おりもとみまなの漫画『ばくおん‼︎』に出てくるバイク部の後輩中野千雨

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かって丘乃上女子学園のバイク部に所属していた母アキナとロードレーサーである中野欽也の娘である。アニメでのcvは木戸衣吹

 

いつも醒めたようなというか眉間にしわ寄せたような顔だが元々こういうキャラである。

身長は高校入学段階で144センチしかない。

 

子供の頃から極端に体が小さくついた渾名はなんと『小さめ小雨』

かなりのコンプレックスになっているらしく、本人も普通に乗るバイクには到底足が着かないのを分かっている。

 

過去は体の小ささをかなりバカにされていたことがあるのだろう。

だからレースにエントリーし、常に優勝を収めてきた。

 

しかし、彼女は孤独だった。誰が褒めてくれることもなく。

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これはかっての丘乃上女子学園のバイク部の面々で、ヘルメット被ったままなのが来夢先輩、その横のロングヘアが現在丘乃上女子学園校長のたづ子であり、一番端の緑色の服を着た人物が千雨の母アキナである。

 

確かに髪の毛とかはまんまだが、娘千雨ほど身長は極端に小さくない。

顔も不機嫌顔ではないし、性格も違う。

 

千雨はサーキットでは常に無双しているが、普通に二輪免許を取ってはいない。

 

新しく部長に昇格した恩紗や、羽音に「バイクに跨っていいよ」と言われるが、千雨は足が届かないのをバカにされるサマを考えてしまい、勇気が出ない。

 

乗ったところでバイクをこかしたら羽音に「殺す!」と言われそうだと思い乗れない。

みんなこのバイク部の先輩は優しい人ばかりなんだがなあ。

ゲーセンの帰りに羽音は特別に千雨に自分のスーフォアに乗せてくれたくらいだし。

「千雨ちゃん乗りなよ。由女(羽根の妹、cv田所あずさ)は乗ってくんないんだ〜」と特別に千雨を乗せてくれている。

一年前にバイクに何の興味もなかった羽音を来夢先輩が乗せてくれたように。

(そのときの来夢先輩のスピードは想像を遥かに絶してはいたが)

 

恩紗は面倒見がいいし、羽音は先輩ヅラするタイプではないし威厳すらない。聖も普段は温厚な性格である。

 

恩紗「何にも気にせずに乗ってみろ、でないとあいつみたいになってしまうぞ」と未だに素直になれない凛を遠回しに指している。

 

まあ、結局は乗って見て千雨は「先輩たちはこんなバイクに乗って満足なんですか‼︎」と言ってはしまうがバイク部に入ることになる。

 

しかし、レースでバイクに乗って無双している千雨でも教習所では勝手が違いミスだらけ、同じように来ていた聖にも負けてしまう状態。

 

恥を忍んで千雨は聖に教えを乞う。そうしたら聖は暖かく接してくれた。

しかし「わたくしがGPライダー養成ギプスを着けていたことは黙っていてくださいね」と言うけどあのギプス、『巨人の星』の大リーグ養成ギプスのパクリじゃないか。

 

実際あのギプスをつけると筋肉や体毛を挟んでしまい痛すぎてなんの力もつかない。

柳田理科雄が『空想漫画読本』で分析したとおりである。

根性しか身につかないけど、良いのか⁉︎

 

まあ、中野千雨自身が『けいおん!』の中野梓(cv竹達彩奈)のコピーキャラ(モロパク)だとか言われている

確かに背が低くツインテールは似てはいるが、顔とかは似てないしキャラも被ってはいない。

 

まあ、漫画で何の影響も受けない漫画家はいないのだし、大友克洋がそれまでの漫画の符文律を見事に一新した時に大友克洋は「戦後の漫画家達は手塚治虫の模倣ではないか‼︎」と言い放ったが、大友克洋も何らかの影響はある筈である。

 

日本には何の作品でも完全完璧なオリジナルは存在しない。

ゲームでもそうだ。RPGゲームをポピュラーにしたのに貢献した堀井雄二の『ドラゴンクエストシリーズ』もR・ウッドヘッドの『ウィザードリィ』に影響を受けている。

 

ドラクエとは違う切り口で売り出したファイナルファンタジーシリーズも戦闘場面をサイドビューにしてフォント式のドラクエと違う面を見せたがこれとてロード・ブリティッシュの『ウルティマ』に手を加えてリアルにしただけである。

個人的に好きな『サクラ大戦シリーズ』も、女の子がガンダムみたいな人型ロボットに乗って戦っているだけ、劇中では霊子甲冑と呼ばれてはいたが。隊長の大神一郎(cv陶山章央)だけ男だが。(Vでは大神の姉の息子大河新次郎(cv菅沼久義)に変わってはいたが。

 

 

サルまん』でも竹熊健太郎が「もしそんな作品が存在したらあなた以外は誰一人理解出来ないものになるでしょう」と書いている。

 

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最後に中野千雨のライディングテクニックパフォーマンスを載せる。

 

マジにみていたらバカ丸出しパフォーマンスだ。

コメディ漫画だから許される描写である。

実際、他の新入生にはバカうけしていたが。