『スター⭐︎トゥインクルプリキュア』第36話では、ユニ(cv上坂すみれ)ことキュアコスモが、
また宇宙怪盗ブルーキャットとなりお宝を狙う話になる。
一度仲間になったキャラがまた悪事に(仕方なしにせよ)手を染めるのはこれまでのプリキュアの禁を敢えて破っている。
元々ユニの立ち位置が敵か味方かわからないと言うのもあるが、禁を破っているのには違いはない。
例えば10年前の『フレッシュプリキュア!』では桃園ラブことキュアピーチ(cv沖佳苗)と、ラビリンスの幹部イース(cv小松由佳)とのガチバトルの末、イースが心を開きかけた途端にイース自体の寿命が尽きた後、アカルンが蘇らせ、キュアパッションになった。
当初は「私は手を汚し過ぎてしまった」と仲間になるのを躊躇う東
せつなだが、桃園一家の粋な計らいの団欒で、温かみを知り、ウエスター(cv松本保典)の襲撃と「イース、一緒に戻ろう!」の要求を跳ね除け「私はイースじゃない!キュアパッション!」と幸せを守る事を決意した。
単身ラビリンスに乗り込み破壊しようとして捕まり、みんながせつなを探しているのを見て、無茶はやめたが、これは裏切り行為とはみなされない。
結局はこれ以降は仲間と戦い続け、支配されたラビリンスを滅ぼした後に廃墟になったラビリンスに戻るのだが、もう操り人形ではない人間として。
『スイートプリキュア♪』の黒川エレンことキュアビート(cv豊口めぐみ)も最初は共に闘うのを躊躇っていたが、守りたいと言う気持ちが芽生えてこれまでの罪を懺悔した後は仲間となり二度とマイナーランドに戻らず、悪に染められることはなかった。
『GO!プリンセスプリキュア』のトワは幼い頃に迷いの森に迷い込み、ディスピィアに捕らえられ、プリンセストワイライトとして悪の姫になっていた。
しかし、激闘し、その後キュアフローラの説得で、過去に犯した罪は消えないが未来は変えられると決意し、キュアスカーレットとなった。
ホープキングダムの姫だったので本名はトワだが、敢えて学園内では紅城トワと名付けられ、天ノ川きらら(cv山村響)ことキュアトゥインクルと同室だった。
以降は悪に染められることはなく、裏切られて無気力状態になった春野はるかことキュアフローラを励まし正気にさせている。
最終回は兄カナタと共にホープキングダムに戻る。
そして昨年の『HUGっと!プリキュア』の、クライアス社のバイトにしてアンドロイドのルールー・アムール(cv田村ゆかり)は最初はクライアス社に忠実に従いUFOに乗ってオシマイダーを発注していた。
プリキュアの内情を探るべく、野乃はなこと、キュアエール(cv引坂理絵)の母すみれに嘘の記憶をすり込み、野乃家の居候になることに成功するが、様々なことに触れるうちに本来にはない心が芽生え始める。
保育園では幼児の面倒を見ていた時に薬師寺さあやことキュアアンジュ(cv本泉莉奈)と張り合ったり。
オシマイダーを自ら発注しながらそれを止めようとしたりなど、決定打は後に欠かせないパートナーとなる愛崎えみる(cv田村奈央)と出会いえみるの生きがいのギターを聴いて感銘を受けた後えみるの兄正人に「女の子がギターを弾くものではない」と取り上げられると、ルールーに怒りの感情が生まれる。
本来持ち合わせない人に対する怒りと言う気持ちが芽生えたのだ。
そして、輝木ほまれことキュアエール(cv小倉唯)のプリハートを奪うことに成功するが、先に
変身していた二人が苦戦しているとほまれに「行きなさい!プリキュア!」と迷いなくプリハートを手渡した。
明らかに命令違反のために上司のパップル(cv大原さやか)によりかなりの衝撃波を喰らい、機能停止された後クライアス社に回収され、記憶を削除され、更にプロトタイプアーマースーツを装着出来るようにされるが、なぜか勝手に出撃し、三人と闘う羽目になる。
そして、ルールーの心を開かせるべくエールは仲間の協力を得てルールーが「来るな!私に近寄るな!」と拒絶するにも関わらず、やって来て「心が痛いのは私も同じなんだよ」とルールーの中に芽生えた心を理解し、やがてはルールーはその愛に触れ、泣いてしまう。
パップルは「なに泣いてるのよ!」と命令しようとするが、ルールーが重砲を放ち退散させた。
以降は人間とアンドロイドとの違いなどに迷うが、えみると共にプリキュアを目指すことを決める。
そして奇跡が起きてえみるはキュアマシェリにルールーはキュアアムールに変身可能になる。
一時期気まずいムードが立ち込めたが、はぐたん(cv多田このみ)が、美墨なぎさ=キュアブラック(cv本名陽子)と雪城ほのか=キュアホワイト(cvゆかな)を召喚し、色々あったがそれぞれの想いを伝えると言うことで、なぎさは「喧嘩してもいいじゃん」と言ったりほのかは新たなギターを制作する傍らで想いを届ければ良いと言って二人は前よりも繋がりが強くなる。
以降はクライアス社をジリジリと苦戦に追い込み、ルールーは自らを制作したDrトラウム(cv土師孝也)を最初は認めなかったがやがでは認めた
クライアス社との最終決戦の後未来に帰る前にモウオシマイダーが現れこれを倒した後、ルールーやDrトラウム、チャラリート、パップル、ジェロス、ジンジン、タクミらは未来の人間なので未来に戻るが、最後まで裏切り行為のようなことはしなかった。
11年後の2030年に大人になったえみるは作られたばかりのルールーと再会し、あの頃に作った歌を歌うのだが。
まあ、昨年は盛り沢山で色々神すぎて今年はイマイチパッとしないのは仕方ないが、また泥棒稼業をするのはいただけない。
やはりAKBが絡むと視聴率落ちると言うか興味なくなると言うのは真実だった。
上坂すみれは好きな声優だけにこんな役はやらせて欲しくない、普通出す声と比べて低音だしもう『新サクラ大戦』の上海華撃団五神龍の隊員ホワン・ユイに期待するしかない。