セガとディライトワークスが協力して制作していたソシャゲの『サクラ革命』は、昨年12月から配信されて何と4月に「6月30日をもってサービス終了します」と言う運営からの発表があった。(以降DWと表記する)
何とも急なサービス終了で、オレも気が動転している、やっと近畿編を発表した直後にこれである。
何故このようなことになったかは個人的付き合いのあるYouTuber第一形態まぐちゃんねるのUP主さんが分析しているが、キャラ、ストーリー、音楽のクオリティは高かったが、肝心のゲームがつまらなかったからと判断している。
あと、サクラ大戦のお約束要素もなく、劣化版FGOを焼き直ししたものをやっつけ仕事でやった感はある。
まあ、汚さで定評のヤフコメでは『ご当地ブスキャラ集め』とか、『ブサクラ革命』と言う酷い表現がされていた、うん、たしかにヤフコメはババクソコメントが多いがヤフコメらしい評価だ。(皮肉)
しかもレベル上げが辛く、アイテムドロップ率も悪い、必要なアイテムが65要るのに半分も落としてないのはDWの悪意だと思う、「落としたら負け」とでも考えていたのか?
課金してでもやりたいと言う要素もなかったしそうさせるように持っていくような演出をDWがしなかった。
まあ、そのような要素もあって配信直後からダウンロードしていたユーザーが離れたのだと思う。
しかもDWはFGOの評価も芳しくなく、ソシャゲ界では悪評が強いメーカーであった。
サクラ革命のアニメは高評価されていただけにゲームではその半分も生かされてなかった。
寧ろPS2か3並のグラフィックにされてショボさも目立った。
ほぼ同時期配信のCy gamesの『ウマ娘』と比べるとかなりと言うか滅茶苦茶劣る。
ウマ娘は前は呪われた企画とか言われて悪評プンプンだったが、それまでのシステムを壊してアイドルマスターシンデレラステージの良さをウマ娘の育成に持ち込んだ。
アイドルマスターシンデレラステージ(以降デレステと省略)はCy gamesが制作に携わってヒットさせている。
Cy gamesは『神撃のバハムート』『デレステ』『グランブルファンタジー』とヒットゲームを手掛けている。
社員働かせ過ぎとかブラック企業とか言う悪評もあるにはあるが、DWほどではない。
そして悪評プンプンだったウマ娘も育成にデレステ要素を入れてから評価が覆り沢山のユーザーを引き込んだ。
『へんないきものチャンネル』をYouTubeで配信するろう氏もウマ娘をプレイしていて幾らかのウマ娘のモデルになった馬のエピソードを話している。
かくいうオレもウマ娘は「競馬ゲームバカにしてんのか?ああ?」と言う食わず嫌いをしてやる気すら起きなかったが、ろう氏が『へんないきものチャンネル』でたぬきさんがハマり、それをきつねさんが分かりやすく解説しているのを見て、「これはものは試しにやってみるか」でダウンロードしたらあまりのクオリティの高さにハマってしまったくらいである。
継承システムと言うのも良い感じだし、負けたら負けたでゲーム中のたづなさんが「パワーが足りなかったのかも知れませんね」とレース後にコメントしてくれるのでトレーニングがしやすい。
そのトレーニングもかなり楽しい、ウマ娘たちが頑張る姿が良い。
各ウマ娘達のストーリーも紹介されているしそれぞれの個性も強調されている。
キャラが可愛いだけでなくゲーム性も良く、更にはステージで歌う様が生き生きとしており、これもデレステからの要素を受け継いでいる。
つまりは他作品での成功要素を上手く取り入れて、それまで悪評だらけだったウマ娘を見事にヒット作にしている。
これは競馬に詳しくない人もハマるし、詳しい人はもっとハマる。
つまり競馬に興味ない人もハマる要素を入れてきたのである、いや競馬好きはもっとハマるが。
これに関してはろう氏に感謝しなければいけない、食わず嫌いを直してくれたのだから。
それに引き換え『サクラ革命』はセガからゲーム開発を委任されたにも関わらず、FGOの悪いところをそのまんま入れてしまった自爆ゲームにしてしまった。
課金も殆ど集まらず制作していてもメリットがなかったからサービス終了となったのだろう。
惹きつける要素も薄く、みんながやりたいゲームになってなかったのは事実だ。
やりもせずに酷評した連中も悪いが、それ以前に、なんで悪評しかないDWに開発を依頼したセガにも非はある。
まあ、開発にはテイルズオブシリーズでやらかした馬場Pがサクラ革命の開発にもいたらしい。
なんで過去にやらかした馬場Pが入ったかは分からない。
まあ、元々DWはFGO以外は評価に値しないゲームが殆どで、FGOも『Fate』の要素がなければやらない位の酷さである。
そんな作品の焼き回しをサクラ革命にぶっ込んだらそりゃ自爆すると言う例である。
しかも良化したものではなく劣化したものを焼き回しでやったのに悪意すら覚える。
これでサクラ大戦と言うセガのブランドに傷がつかないか心配である。
ヤフコメでは「舞台の公演やったら新作も作らずに終わるんじゃね?」的なコメントもあった。
まあ、最悪はそれだ、結局は『新サクラ大戦』も予想していた売り上げに満たずに、『サクラ革命』もコケてしまった。
セガのライフポイントは0なんじゃないか?と思えるくらいである。
名越稔洋も人事格下げになったと聞く、まあ2回もしくじればそうなる。
まあ、オレは四半世紀前からのファンだから複雑な思いである。
なんだかんだで新サクラ大戦はやったし、サクラ革命もサービス終了までは足掻く。
つまりはこの作品は『不幸な生い立ちの下で産まれた作品』と言うことになるし、開発能力が低いDWに依頼したセガにも責任があると思う。
セガが自社制作すれば違ったと言う人もいるが、今のセガに自社開発出来るだけの人材はいない。
自社開発出来ないからDWみたいなクソに依頼したんじゃないか。
組んだところがCy gamesならまだ歴史は変わっていたのだろうが今となっては手遅れである。
どこも受けないだろう『サクラ革命』は、他社やCy gamesにも「あのしくじった作品」とか言われてイメージを悪くしたくないから請けないだろうし、他のタイトルで儲けていて好調なのにしくじり案件を請ける気はないだろう。
そうなると自社開発しかないが、今のセガにはそれだけの開発能力がないのは前にも書いた。
と言うことは言いたくはないが『サクラ革命』自体が縁起の悪い企画とされてなかったこと(黒歴史)にされかねないと言うのを意味する。
まあDW側には痛くも痒くもないだろうな、言い訳も出来るし。
「あれはセガが持ち込んだんです。」とかなんとでも言い訳が出来る。
本当のところはDWから寄ってきたくせに、それでこんな劣化作品出されたら益々イメージは悪くなる。
まあ、双方に非があるといえばある。だからこれが悪いと言うのは一概には言えない。
個人的な見解は売り方も下手だったし、制作がDWと言うことで退いた人もいるだろう。
これをなかったことにしたり新サクラ大戦の続編はなかったことにされたらマジキレる。
『結局自分たちで立ち上げてダメならやめるのか!』と言うだろうし、『しくじってしまえ!』とも言いたくなる。
結局ドリームキャスト生産中止から20年でこれだけ零落するとは、自社ブランドに傷をつけるとは…どんな拷問プレイだよと言いたくなる。
借金も凄いんだろうな、だからもう体力ないんじゃないか?
『龍が如く』も段々売れなくなったら完全に詰んでしまうな、いやもう詰んだと言う説もあるが。
いずれにせよ、なさけない話である。
最後に一言「フザケヤガッテフザケヤガッテフザケヤガッテコノヤロー!泣けてくる〜♬」